今日は天気がよく自宅に1日篭るのは精神衛生に悪いので、午後から気分転換で郊外のショッピングセンターに行く。但し、人出が多いであろう、センター内には入らず車を駐車場に入れたあと、周囲の散歩路を少し散策。色々散歩しながら考える。
<何故2020年、中国は投資誘致において世界1になったか?>
中国はこの数年、フィンテック分野で目覚ましい成長がみられる。2018年のフィンテック・ベンチャーへの投資額は全体の46%、つまり世界の半分が中国に向けて投資されている。
このコロナ下、IMFなどの初期の予想では中国は大きく落ち込むと予想されていたが、速やかに疫病を抑制したことから投資はV字回復を見せ、予想外に急拡大した。そして、昨日も書いたように中国は投資誘致において米国を抜き世界1位となった。
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何故か、それは上記の、フィンテック分野で目覚ましい成長が背景にあると考える。従来型の企業活動が全世界的にコロナで止まった一方で、オンラインやリモートワークにシフトしたことで、ネット関連が伸びた。しかもこの動きは例えコロナが収束しても終わるとは誰も考えていない。コロナを機に一気に更に広がると誰しも考えている。そうなると、ネット上でマネーを動かすこの分野はこうした経済の基盤になるもの。それが世界の投資マネーが中国に集まったせいだと考えるが、どうだろう?
<『中国が世界を撹乱する』を読み終える>
最後の言葉が印象的。曰く、
『疫病をコントロールできるのは、強権・管理国家だった。これは我々の基本的な価値観を覆すものだ。コロナウイルスは、これまで意識することの少なかった国家の基本体制という問題に、我々の目を、否応無しに向けさした』p257
同感である。しかし、幾らでも日本は日本なりのやり方で感染をもっと抑えられる方策があったと個人的には思っている。
注)それにも関わらず欧米に比べ死者数が少ないのはまた別の問題で、それは今もって謎だが、おそらく遺伝子や自然免疫の影響があるような気がする。中山山中先生いうところの「Factor X」の存在だ。
例えば
1)早い段階での渡航規制や検疫の厳重化が必要だった。
2)PCR検査の拡大は十分可能だった。
3)十分な量の感染病棟の整備は可能だったはずだ。
1)については金権オリンピックの影響があって初動を失敗したと考える。
2)は今もって何故出来ないのか理解不可能だ。政府のやり気のなさだけではない、もっと深い闇?があるような気がする。
3)については病院経営上の問題とかが絡んでいると感じる。また、コロナ診療を事実上拒否した医師や病院組織の使命感の欠如がある。医学よりも算術か?
またそれ以外の背景に、これまで日本では感染症が問題になっていなかった歴史がある。かくいう私も学部学生のときに微生物学教室出身でありながら理学研究科に転学したのは、ウイルス学に魅力を感じなかったからだ、だからそこら辺のことはよくわかる。法定伝染病の授業で毎回教師が「この病気はもう日本にはありません」というのが口癖だった。それはある意味いいことだが、このグローバル化の進んだ時代にあって日本に「油断」をもたらした。
『中国が世界を撹乱する』6
ここで <フォックスコンで自殺者が沢山でた> ということで一時話題になったことを取り上げるが、流石に著者はきちんと数字を見ている。曰く、
『自殺率でみれば中国の平均を下回っていたのだ』 p141
このことはこのblogでも昔、指摘したこと。曰く、
『中国における平均自殺者数は10万人中で15人。つまりフォックスコンの自殺者は異常に(1/5)低い… ちなみに日本の男性の平均自殺者率は10万人当たり20~30人ではるかに多い』 として、『日本のマスコミ情報は裏を取らない』と批判した。<数字でナンボ>が重要。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5270/trackback
但し、著者は自殺者数ではなく、別の点に注目する。それはこの深圳の工場が45万人だということ。これは金沢市と同じ規模の工場だという。p141
つまり、中国では巨大な水平分業を中国全土規模で行っているということだ。複数の企業があたかも1つの企業のように生産活動を行うという事実だ。p142