怠惰な昼下がり & 『政治経済の生態学』5 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<年金生活者の怠惰な土曜日の昼下がり>
今日は天気がよいので昼から外出。いつものモールに行こうと思ったけど、第三波が押し寄せていることだし、土曜なので人出も多いはず。政府は期待できない。自己危機管理が全て。ということで、グッと我慢して図書館の駐車場に停めて周辺の散歩で我慢。

 

先日も話題にした洪水の氾濫地点から下流に1キロくらいのところを散歩していると、洪水後の再建碑を発見。どうやら昭和48年にも洪水が同じ場所で起こったらしい。普段は素敵な散歩路だが大雨が降れば常習的に洪水に襲われる場所のようだ。それでも住宅は建てられる??
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ランチもリスク回避の為にファミレスで取らず、スーパーでトンカツを持ち帰り。まだ明るい内からトンカツをツマミにウィスキーを飲みながら読書とweb検索。こんなことでいいのでしょうか!?(汗)ま、年金生活者、既に社会の足手まとい者、大して差はないでしょう。
 

 


『政治経済の生態学』5
平均収入の50%の税を課されても一般的スウェーデン人は減税へ要求が低いのは税の計算が単純で、税を誤魔化すチャンスがほぼゼロで、負担が公平と感じているから。それに比べ米国や日本は複雑で税理士に相談するとの指摘はなるほどと思う。p48 

著者はこうしたスウェーデンシステムの発達は特異でかつ、偶発的にして幸運な進化の結果だとする。まず「幸運」については国土が広大で、天然資源が豊富(特に鉄と木材)で、しかも人口が少なく均一な国民性*(民族、言語、文化)により分断の可能性は最小限だったとも。p54、p57 

*但し、この均一な国民性というのは今、急激に変わってきている。2017年に移民によるテロも起こったと記憶している。現在は移民の割合がなんと20%にも登るとか。そもそも人口が少ないので絶対数としてはそれ程でなくても急激に人口動勢を変えている現実がる。
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この国の「幸運」さはいつもだったわけではない。1815年の250万人という人口が1900年には2倍の510万人に爆発的に増加した事で、食糧難に陥り100万人が海外に飢餓を逃れるために流出したらしい。知らない歴史で驚いた。

しかし、やがて鉄資源とエネルギー源としての木材資源は19世紀末にようやく始まった(他のヨーロッパ諸国に比べ遅い)工業化において恵まれた立場に転化させた。p55 さらに20世紀、ヨーロッパを襲った2つの大戦で中立を保ち、戦禍から免れただけでなく、双方に物資を売る事で大きな利益を得ることができた。これは国土の地理的位置によるのだろう。p62 さらに戦後のヨーロッパの経済成長からも恩恵をうけた。輸出は1945年の1,765から1960年には13,237迄(単位は100万クローナ)15年間で7.5倍に増加する。p64