リザーバーの有無? & ショック・ドクトリン & 『われらの子ども』7 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今週末は勝手にOFF日。勉強なしで読書とweb三昧の日々(汗)来週からまた出直しだ~

運動;3.8km, 6322 歩、12階
同じ高度を上下しているが階数が違うのはmotion capture故かな?



<「数字でナンボ」からの推理>
今日の朝一のニュースはコロナの第3波が来ているとのこと。何を今更という感じ。素人でも第3波(あるいは第4波)が来ていると感じたのは11月5日の時点。基本は感染者数ではなく死者数を基盤にしたデーター。
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確信したのは7日。もっと早くアラートを出すべきだと思うが、いろいろ配慮があるからだろう。 
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ただ不思議なのは、これは死者数での結論なのだが、普通死者数ならば2週間以上「遅れ」のはず。なぜ早く検出できのか? 可能性として思いつくのは、野生動物あるいは家畜に不顕性感染のリザーバーが存在するのでは? これはインフルエンザからの類推。因みにインフルのリザーバーは豚。ただしこの場合は顕性感染。おそらく研究は進んでいるはず。

参考資料
ミンクの場合>214人がミンク関連ウイルスに感染
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/110900650/

ネコの場合
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00004.html

ハムスターの場合
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00015.html



<米国社会の分断>
『21世紀の資本』でのピケティーの解析や、『われらの子ども』に素描されたストーリーから判ることは米国社会の分断が起こったのは1990年以降。何もこの大統領選によるものではない。

しかもこれは人種間というよりも、どうやら経済的格差によるものらしいということは、ピケティーの色の付いていない数字からは判らなかったが、パットナムの色付けされたストーリーから感じたこと。さらに言えば民主党 vs 共和党というよりも貧困層と富裕層の分断では?

 



<カッパドキアの奇岩の仕組み>
木曜昼のNHK BSの番組「グレイトネイチャー」でカッパドキアが出ていた。そこで新たに入手した情報。

あのキノコのような奇岩、笠の部分と枝の部分、これまで岩石の種類が違うものだと思っていたが(例えば凝灰岩と玄武岩)、どうやらそうではないらしい。

登場した地質学者の解説によれば、笠の部分も柄の部分も同じ堆積物である凝灰岩で笠の色が濃いのは藻の繁殖!によるものらしい。硬さが違うのは(まだ仮説の段階だが)湿地に堆積した部分が急激に水分を吸収しそこで化学反応が起こり(セメント化みたいなものか)硬い部分が部分的に生じ、それが長い侵食作用で笠が残り、柄の部分が侵食されキノコ型になったとのこと。あの糊でレンガを固めて作った長城のような仕組み。
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<ショック・ドクトリン>
米国大統領選挙の混乱に付け込み見事な程の「惨事便乗型攻勢」は続く。
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<コロナを制圧したかのように見える中国の今はどうだろう?>
木曜日朝の『世界ふれあい街歩き』は大連と敦煌、いずれも数年前に撮られたものだが、今のコロナ下の便りも聞きたいもの。



『われらの子ども』7
薬物乱用と十代での妊娠から2人の娘たち(リサとエイミー)が生き残ったのは教会の力が大きかった例を挙げ、「集団=village」という資源が重要だとする。しかし近年この資源が私的供給に切り替えたことで枯渇したとも。p232 この環境について著者はアメリカ人は「無骨な個人主義」を思い浮かべるが実際は「幌馬車隊=ワゴン・トレイン」であり、相互扶助がそれまで存在していたと主張する。それが「リバタリアン」方向への巨大な揺れが文化、社会、政治で起こったとも。p233

次にインターネットはどのような役割を果たしたかが議論される。現在「デジタル格差」は数字の上では縮小しているが社会学者、エスター・ハルギッタイ等の研究によれば、上層部(経済的)は仕事、教育、政治、社会参加、健康、ニュース収集に使うが、下層部は娯楽やレクレーションに使うことが多いことを挙げている。p239 これは是非、実数を挙げてもらいたいところ。論文、著書としては数冊最後の原注に挙げられている。例えば Eszter Hargittai et al. “Digital Inequality” Oxford University Press. p340 これは日本でもなんとなく感覚的にわかるところ。

結論として著者は「インターネットは機会格差を縮小するというよりも、むしろ拡大させる可能性が高い」とする。p240 

「メンター(助言者)とサヴェイ(実際知)」のところで、2013年の調査結果によればインフォーマルな助言はフォーマルなそれより4倍ほど多く、さらに期間が30ヶ月に対し18ヶ月と、全体で8倍にも差があるとしている。p241 そして1/4上位層(経済)と1/4下位層で比較したデーターを示し、「拡大家族」と「近隣者」以外のすべてで(例えば教師、コーチ、カウンセラー等) 1/4上位層の方が2~3倍高いことを示す。そして、「拡大家族」と「近隣者」に比べ他の助言者はより価値のある専門性を持っている可能性が高いことも付け加える。p242 

これらの研究から著者は当初『自分や同級生が梯子を登ることができたのは懸命な努力の結果だと思っていたが、実は自分たちの幸運が家族とコミュニティーの共同体的、平等主義的公共制度に依存していたことを理解した』と述べている。これがこの本の冒頭に描かれたオハイオ州のポートクリントンでの彼の高校生活だったという。p258