今日は昼から半分屋外で、ワインを飲みながら「人をダメにするソファー」にもたれながら、本を読む。う~ん、贅沢というか、怠惰な日々というか。でも悪いことではないよね~ 年金生活者、散財しなくとも優雅な日々。
<敗北主義>
日曜の遅い朝食時、テレビを見ていたら『日曜報道』で「温暖化ガス実質ゼロ」が可能かどうかのアンケートが出ていた。半数が「無理」と回答、可能は1/4程度。
最初から無理と思っていたら当然できない。どうしたら出来るかを考え、企画するのが専門家であり政策担当者。そして主体として行動するのが国民自身。最初から無理だと思えば、成功するはずもない。
個人的には省エネの実績を持っているので十分可能だと考える。2011年の大震災を契機として省エネに努めた結果、電気・ガスともに使用量は2019年時点で7~8割程度まで低下させた(低下したではない!)。
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最大の貢献は太陽熱温水器の効果的利用と猛暑時の1日2回の散水(クーラー放熱器と庭)。計算によれば散水による気化熱として庭から奪われる熱量は夏場1日9万キロカロリー相当。1Lの水を1℃上げるのに必要なカロリーが1キロカロリーとするならば、如何に膨大な熱量が奪われたかが判るだろう。
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但し、鳴り物入りで主要な光源を全てLEDに交換したが殆ど効果はなかった。当時非常に高価だったのだが、、(涙)何でも<数字でナンボ>。
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最初から無理だと思えば、成功するはずはない! 典型的敗北主義。そして成功を後押しするのが数字。「気分だけエコ」や「自己満足」では成功しない(断言)
<バックミラー的手法を脱する>
『われらの子ども』を読んで、非常に重要なことが書かれていた。それは従来までの手法、統計を集めそれを解析する手法では『常に30~40年遅れのものになっている』と。
資料を集め、結果と付き合わせる解析法ではそれだけの時間がかかる。この点について著者は 『従来型の「バックミラー」的手法』を脱して「今を見よう」と提唱する。今の「われらの子ども」を観察しようという。成る程ね!と納得した。
『人口ピラミッドがひっくり返るとき』14
最後に著者は出生率を政策的に上げることが可能かについても議論している。結論から言えば、難しい。スウェーデンや東ドイツでの政策的奨励策は最終的に失敗し、チャウシェスク政権下での強制的政策は大きな後遺症を残したとするもの。p290
これはやはりToddが指摘したように人類の進化に伴う必然的なものと考えた方がよさそうだ。幼児死亡率の低下により、どの国でも、どんな宗教、文化の背景が異なっていても、同じ出生率減少を引き起こすと考えた方が正解だろう。
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このことに関してはなによりも下記のデーターが雄弁だ。
https://ourworldindata.org
さて、最後の数章は一気に読み上げた。これは図書館への返却期限が迫っていることによる。その分、読みながら20年後のデーターを引き合いにして検証するという本来の目的は十分果たせなかったかもしれないが、大部分はこれまでも何度も調べてきたことだったので、それほど結論に違いはないと思う。
いずれにせよ、20年前の本だが、今回は検証というプロセスがあったので時間をかけたが、それだけ得るものが大きかったように思う。著者の予言は大体当たっていたが、一部間違いもあった。しかしそれは問題ではない。何故なら論理的に書かれているので、何がその予想を外れさせたのかの原因を特定することが可能だから。むしろその方が重要。
この本はそう意味では間違いなく『お薦めの1冊』。