色々なこと & 『脱・私有財産の世紀』21 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<台风过去了>
夜、何度も強風で目がさめる。寝室の雨戸を5cmほど開けていたので、ガラス窓越しに外を見ると街路樹が激しく揺れているのが分かる。雨は降ってなさそうなので、ガラス窓を2~3cmほど開けると生温かい強風が吹き込み、慌てて閉める。これが深夜2時頃。その後何度か風の音で目が醒める。

朝9時頃、ようやく強風も収まりつつあったので自宅周囲を見回る。特に問題なしだが、壊れた洗濯機など家電ガラクタを1つにまとめていたブルーシートが剥がれて飛んでいた。いずれ処分しないといけないガラクタ、この際処分に動こう。雨がまだ激しいので自宅周辺だけ折れた木々などを片付け、テレビで全国の被害状況を確認する。



<これからの公民館運営>
昼過ぎ、やや風雨が収まったので館長をしている公民館に行くと以前から半分壊れていた郵便受けが台風で完全に破損。新しい郵便受けを調達しなければならない羽目に=新たな仕事が生じる(涙)

去年の公民館長さんからは「別に仕事はないですよ」と言われていたのだが、コロナ騒ぎに始まっていろいろ問題続出。今年度に入り、コロナ下に様々な公民館の仕様変更や換気用の「網戸調達」。それと「予約のTimeTreeによるクラウド化」「ドアのキーレス化」を進めている。最後の「ドアのキーレス化」以外は終了したばかり。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6199/trackback
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6269/trackback

「ドアのキーレス化」は難航中だが、理由はドアがサッシの為、全体の交換が必要であまりにも高価(28万円以上)な為。しかし、これから先のことを考えると、平日の昼間に在宅している所謂「家庭の主婦」の存在が期待できない以上、公民館長による「鍵の貸し出し業務」は非常に難しい。公民館長になり手がいなくなる。何としても進めたいのだが…

次回の役員会の議題に向け「公民館運営の改善策」をまとめる。こうした公民館運営が文字通り「自治会活動」である以上、超高齢化社会に進みつつある現代日本で、あるいは急速に進む根無し草的社会「デラシネ(déraciné)社会」で継続可能なのかやや疑問に思うことも。



『脱・私有財産の世紀』21
デジタル巨人=GAFAMの独占力に対しスタートアップ企業ができることはデーターを売ることだろう。但し、著者は「これはこっそりとやりたいこと」だという。p335 それは当然で、データー農奴(FacebookやYouTubeのユーザー)対価を支払いたくないからだ。彼らユーザーはあくまで趣味で(中には有名なユーチューバーのように稼ぐ人もいるだろうが)データーを提供(本人は提供しているつもりはないだろうが)しているからだ。

そのため、サイレーンサーバー(デジタル巨人)はカジノと同じテクニックを使いコンテンツに依存性を持たせている。逆に対価を払うようになれば、内的動機が損なわれ娯楽としての価値も下がるだろう。p336 

現在はサイレーンサーバー(デジタル巨人)の持つ、1)買い手独占力(実際にはほとんどタダ同然でデジタルデーターを入手しているが)。2)ネットワーク効果(SNSはまさにそれだ)。3)ユーザーの心理を操作(依存性を高める)ことからこの状況を転換することは極めて難しいが、著者はいくつかの提案をする。

1つは古典的であるが、労働組合を作ること。そして組合が設定するプラットフォーム経由(著者は具体的にはインターネットサービスプロバイダーを例に挙げている)でサイレーンサーバーにアクセスする。p344 そうすれば、組合の要求が認められない場合は遮断することも原理的には可能だ。 

2つ目は国家による規制。しかしどうだろう? インターネットが地球規模である以上、国の規制を儲けてもいくらでも抜け道は現実ある。実効可能な仕組みは当然世界規模の規制しかない。 また、最初についてもこれは現在の中国のインターネット規制を思い浮かべる。おそらくこれに抵抗を感じる人は自分も含めて多いと感じる。デジタル巨人に立ち向かうことは容易ではない。