『危機と決断』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
运动;跑步 3.9km, 5640步,7楼, 三十五分钟。


<太陽熱温水器>
2日、土曜より温水器稼働。火傷するくらいの温度。去年より1日早い。
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<報道特集を観る>
先ほど梵さんのところに書き込んだことだが、ここでも書いておく。
https://ameblo.jp/fang289196664/entry-12593740928.html

山梨大学長の島田氏はRT-PCR検査が十分できないのは「日本の恥」「途上国並み」だとの主張は正しいと思う。民間検査会社はもとより、人材は大学にも沢山いる。年金生活者だってボランティアを申し込んだくらいだ。何故、できないのか?
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今読んでいる本に何度も「青空思考」という言葉が出る。前例に囚われず問題を解決しようとすることが重要だと。今日(5/1)の時点で何故検査数が韓国の1/10(1.38 vs 12.15 / 1000 people)なのか? 何故、アイスランドの1/100以下(1.38 vs 143.87 / 1000 people)なのか? 恥ずかしくないのか?
https://ourworldindata.org/what-can-data-on-testing-tell-us-about-the-pandemic



<メモ>
14年前のことだ『ウイルスの復讐』という表現をしたのは。
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歴史上の激変を引き起こしたのは戦争でも飢餓でもなく疫病。ペストにしても天然痘にしても、これらは繰り返し、繰り返しヨーロッパにあるいは新大陸に訪れ、当時の社会を塗り替えた。
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しかし、これまで「生命の脅威」という視点だけから、こうした疫病を観てきた感があるが、今、このコロナ禍の中で気がつくのは。これは単に生命の危機というだけでなく、「社会の危機」でもあるということ。例えば、14世紀のペストは当時の封建社会を突き動かし混乱と崩壊に向かわせた。また15世紀の天然痘は新大陸の文明を滅ぼし植民地化を進めた。今度のコロナを考える時、これは「民主主義の危機」となるかもしれないということを改めて感じている。

お隣の超大国の見事な「封じ込め」はある人にとっては手本であり、独裁管理国家の利点を見せつけることになった。また、同じくもう1つの超大国の動きは、本来世界が一致団結して立ち向かわなければならないこの疫病に「自国第一主義」の印象を与えている。しかし考えてもみよう、この疫病の最初の発生地は一体どこだったのか? さらに、自国をどんなに防衛しても、地球の他の国で、とりわけアフリカなどの発展途上国でこの疫病が蔓延すればいつまでも国を閉じるしかないのだ。

問題が余りにも大きすぎる。今日は「雑感」だけ書き留めることにして、これについてはまた日を改めてよく考えてみたい。



『危機と決断』4
『金利はゼロより低くはできないということ_により私たちは「対抗手段を失いつつある」のか』 p88 いや、キャッシュレスにすればマイナス金利が幅広く可能になるということ。キャッシュや貴金属で温存しても、いざ使う段階で価値を下げることが可能だ。

バーナンキの「ヘリコプターマネー」は有名だが、p160 これはもともとミルトン・フリードマンの言葉だったと書いている。p91

彼も大学時代はジーンズで出勤していたらしいが、FRBではスーツがドレスコードだったらしい。これには著者も馴染めなかったらしい。p95 実は私も最後の職場となる私立大学に勤め始めた時、シーンズを履いていたら、当時の学生部長、後の学長から早速イエローカードが出た。曰く「学生の前で、ジーパンでうろつかない」
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伝説のグリーンスパンは実はコンサルタントの仕事を通じて経済学を学んだ人だったとのこと。これは彼の利点でもあり欠点でもあったらしい。著者に言わせると「洞察力があり、おびただしい知識を持っていたが、その考え方はかなり独特であり、私から見れば理念的とは言えない」ということらしい。 当然、政策観や経済観では意見を異にしていた。p97

例えばバブルに対してグリーンスパンは何か起こったら事後的に行動する。著者は規制と監督だと考えていたらしい。99

また当時はハイパーインフレの恐怖を記憶に刻み込んでいる政策決定者たちを前に、インフレ率が低くなりすぎる=デフレを説明しても理解されづらいこともあったらしい。p101 

<データーベースとして>
ロバート・シラーの『根拠なき熱狂』を読書リストに入れておく。p125