「コロナ脳」重症化 & 『アダム・スミスは…』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

運動;3.6km、4570歩、16階段。
新しい散歩道開発。団地のある丘陵から下に降りる道には斜面に沿って家が一杯。30年住んで初めて知る。崖崩れの危険性は高いのではと思う。

 

<「コロナ脳」重症化>
4/10から喉の痛み、咳、鼻水があるが発熱や怠さ、味覚症状はない。現在発症から6日目でやや症状は改善? おそらく普通の風邪だと思うが、コロナに感染した可能性について考えてみる。
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1)コロナの場合、発症から軽快あるいは悪化まで5~7日とされているので、コロナであれば、そろそろどちらかに変化が起こる時期。

2)コロナの現時点で潜伏期間は1~14日(一般的には約5日)とされているので感染の可能性が高いのは4/5前後。

繁華街へ出かけたのは直近で、4/1のサルサ教室と4/9にNEKO Caféに行ったのが最後。感染の可能性が比較的高いのは前者。後者はマスク姿で玄関での数分の会話なので可能性は低い。
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ジムは4/2,4/6これは3密を避けたので多分大丈夫。 あとは人気がない夜の時間帯に近所のスーパー、コンビニに行ったのが4月以降だと、4/1, 4/3, 4/5, 4/9, 4/13の5回だが、人との接触は最低限。 その他、深夜のランニングは人との接触はないので可能性はゼロ。

以上、唯一感染の可能性があるのは4/1のサルサ教室。それだと発症まで10日を経過しているので可能性はゼロではないがかなり低い。 それにしても、blogやキャッシュレス決済、その他に色々記録が残っているので行動をトレースできるのが凄い(笑)

           …でも、それ以上にコロナ脳が凄い(汗)

3)問題は通院。血圧の薬がそろそろ切れるのでこれが問題。今日行きつけの病院にメールしてどのような段取りで薬をもらえるか問い合わせ中。




<読書三昧>
木曜日は勉強する気になれず、庭で日光浴しながら読書三昧。『アダム・スミスは…』の最後の章である<グローバル化の未来>を読みながら、色々考えた。時期外れ?の紅葉が青空に映える。
 

 

グローバル化はこれまで政治経済学的にその功罪が色々議論されてきた。グローバル化は発展途上国の経済発展を支え、特に最大の恩恵を受けた中国は貧困層を劇的に減少させ世界レベルでの格差解消に貢献した。しかし一方で先進国での製造業の途上国への流失は中間層の職を奪い、逆に格差の拡大を広げた。これは「ルイス・ポイント」のグローバル版と言える。
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しかしこれまでグローバル化に伴う、疫病の伝搬については余り議論されることはなかった。もちろん、この本中でも全く議論されていない。しかし歴史を振り返れば何度も起こったこと。

ヨーロッパにおける3度のペスト禍のうち、最初の2つはアジアからもたらされたし、最後も第一次世界大戦前後のヨーロッパの撹乱に原因があるとされる。また新大陸における天然痘はそのヨーロッパから持ち込まれ、先住民の多くが犠牲になった。今、新たな疫病、コロナがグローバル化により猛威をふるっている。

   う~ん、ここでもコロナ脳に囚われている。

それは兎も角、次に読むのは何かと考えると手持ちの本は5冊(上下2巻含む)。とりあえず、コロナ脳から逃れるべく『日本人の源流』と『西洋の自死』を並行して読み始める。

 



『アダム・スミスは…』2
三章はマルクス。冒頭長い時間をかけて彼の「思想と一見矛盾する貴族的?人生」を送ったマルクスの人生が紹介される。

彼の最も有名な著書である『資本論』がドイツ語から最初に翻訳されたのはロシア語だったらしい。ちなみに長く英語に翻訳されなかったので同時代の英語圏の知識人の間で彼の知名度は低かったらしい。例えばジョン・スチュアート・ミルはマルクスを知らなかったらしい。p69 それはさて置き、そのロシア語翻訳の熱心な読者の一人がウラジミール・イリイチ・ウリヤノフで彼はその後、「レーニン」という筆名を名乗ったらしい。知らなかった。p83

マルクスの章では後ろ半分が中国のことについて語られる。中国は財産権や契約上の安全性を担保する法制度が脆弱なのに経済成長が著しく「逆説的」あるいは「外れ値」のような存在だからだ。 これについて著者は中国社会の『関係=关系』という個人間の関係を重視する文化的傾向を指摘する。p88 これはマルクスも予想しなかったことだろうとも。p89

2008年のリーマンショク以降、中国ではシャドーバンキングが肥大化した。現在進行中のコロナ感染では同じようなことが起こるのだろうか? 十分観察が必要な点でもあろう。p90