あるいは、『アダム・スミスはコロナにどう対応するか』
<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
アメジストリーグ 160XP。+130 五十五分钟。
https://www.youtube.com/watch?v=RBvTiSELGqs&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=6
HSK1,5~6. 背了一个小时一分钟单词。
https://www.youtube.com/watch?v=fPndCxZYQUI *
https://www.youtube.com/watch?v=JrHoCjYvTS4
李姉妹ch 看和听了十九分钟。
https://www.youtube.com/watch?v=XUmHo5BjvPM
https://www.youtube.com/watch?v=w4Bga1VuOjw
オリエンタルDS,看了十九分钟DS频道。
https://www.youtube.com/watch?v=q8PqxXaKBGI
https://www.youtube.com/watch?v=PG5FVEkfmZs&list=PLoWkSnQu8dvFgVtV-AtBM3YRzbUVGljTc&index=90
ブレチャイな! 87~90. やさしい1 学了四十七分钟文法。
https://www.youtube.com/watch?v=6IBCej0Rq3c
https://www.youtube.com/watch?v=BUCK1-9VsNY
ヤンチャンCH/楊小溪, 看了二十分钟频道。
https://www.youtube.com/watch?v=7AocJ60oUbI
テレビで中国語, 看了二十五分钟电视。一共四个小时六分钟。
运动;跑步二十五分钟,4km,4630步,七楼。
<アダム・スミスはコロナにどう対応するか>
『アダム・スミスはブレグジットを支持するか?』をこのところ読み続け、何とか苦労してほぼ読み上げた。非常に判り易く書かれてはいるが。何せ経済学の基礎がないので理解するのは大変。それでも著者のメッセージが少しは解った気でいる。
それは、それぞれの偉大な12人の経済学者が世に評価され、教科書に載っている存在なのは彼らが生きた時代の中で最大の経済問題をうまく説明できたからだということのようだ。逆に言えば、時代により問題は変化する。社会が変化すれば、その前の時代を説明できた理論は古いものになり、新しい経済理論にとって代わられた。そういうことではないだろうか?
この本の題名は『アダム・スミスはブレグジットを支持するか?』だが、これも当時(2018年)のイギリスの状況を誰が、どのように上手く説明できるのかを問う形になっている。
しかし今、2020年の最大の懸念はBrixitではなく、
Corona Pandemic。2008年のリーマンショックを超えることが間違いないこの大きな経済危機をここで選ばれた偉大な12人の経済学者のうち、誰が上手く説明できるか?
その視点で考えながらこの本を今私は読んでいた。
『アダム・スミスはブレグジットを支持するか?』
リンダ・ユー、Linda Yueh著、The Great Economists How their ideas can help us today 早川書房、2019年初版。
12人の偉大な経済学者の理論を元に現在の世界情勢が語られることになる。最初の章はアダム・スミス。彼の場合サービス部門は重視していない。しかし現代はこの部門の占める割合は極めて大きい。しかし今でもサービス部門を数値化するのは困難だ。p23 しかもこの価格設定も極めて曖昧であることを1つの例で示す。同様にスミスの同時代の重商主義者は自然と農業を重視しスミスが重視した製造業は生産的でないと考えた。p37
あるコンサルタント会社は景気回復が始まると、同じ内容の報告書の値段を2倍に引き上げたらしい。需要の拡大が価格を決定するからだが、価格の上昇や品質の向上がもたらす効果を区別するのは難しい例。p32
イギリスも米国もリーマンショック後、貿易赤字の解消に成功していない。むしろ圧倒的に大きなサービス部門や貿易赤字の継続が、こうした脱工業化社会の特徴になっているとする。p42
第二章は「比較優位論」で有名なリカード。彼は大学には一度も通っていない、むしろ例外的に証券取引の投資で成功した経済人だとか。これで資産家になった後、経済学者となり国会議員ともなった。p47
リカードの「比較優位論」が成立するのは労働力や資本が国家間で自由に移動しない場合に限られる。p64 しかし今はそうではない。よく例に出される英国とポルトガルの織物とワインの例で、英国の資本はポルトガルに移動し、そこで織物を生産するようになるし逆もまたあり得る。さらにEUの場合は労働者も自由に移動する。その意味では世界は今や複雑性が増して単純には取り扱えない時代となった。
なお、リカードはそれぞれの国が比較優位な産業に特化して、それ以外の部門が放棄されると不要になった労働者が敗者となって不利益をかう、つまり国全体では貿易で豊かになっても、国内で格差が生じる。p66 これに関して実はリカード自身は国際貿易に起因する階級間の対立については認識していたらしい。それゆえ、もし彼がその貿易モデルを拡大して解説する機会を得ていたならば、『貿易の利益を再配分する施策を容認したかもしれない』と著者は言う。p68 実際、それをカール・マルクスは気がついていたらしい。それゆえ彼はリカードを称賛し『19世紀で最も偉大な経済学者』と呼んだとか。p81