『ビットコインはチグリス川を漂う』10 | Hiroshiのブログ

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<数字から見えてくること>
以下は独断と偏見による素人の勝手な推察!

今日Our World in Dataサイトに載っている検査数と陽性率の比を見ていて面白いことに気がついた。
https://ourworldindata.org/coronavirus

 

 

上の図の縦軸は百万人当たりの検査数で韓国は大流行しているので当然多く1万件程度。(中国のデーターはない)しかし聞きなれない ヨーロッパのFaeroe Islands(デンマークの自治州)や中東のハブ、Bahrain, Qatarが頑張っている。これは国が比較的小さいことがあるだろう。またロシアやイスラエル、台湾は百万人当たりの検査数が1,000人程度だが流行中のスペインより多い。これはやはり意識の高さではないだろうか? 腐っても鯛の旧ソ連のロシア、周りを敵に囲まれたイスラエル、大陸に隣接し国防も防疫も意識が高い台湾といったところか? 問題は日本だが、感染リスクが高いと1月末の時点から心配されていたのに関わらず情けないほど低い。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6103/trackback
https://systems.jhu.edu/research/public-health/ncov-model-2/
それほど日本は科学水準が低いのか、それとも何か別の思惑があるのか?! 百万人当たりで100件程度。

しかし、今回の注目点はそこではない。

注目したのは<検査数vs陽性数>。疫学調査ではないのでリスクの高い集団を選択して検査しているはず。検査手法が同一ではないかもしれないがRT-PCR法は四半世紀以上前の技術、それほどの「腕の差」があるとは思えない。ではなぜ、ロシアは1,000検体中陽性が一件程度で、インドネシアやパキスタンは10検体中、陽性が一件前後なのか? 後者は日本の100検体中、陽性10件程度と変わらない。つまり日本同様、陽性の確率が高いと思われる集団しか検査していないと言うことだろう。

それに対しロシアは間口を大きく広げ、低リスクの集団も検査をしていると考える。もしかすると、中国と国境を接しているにも関わらずロシアの患者数が極めて少ない理由がここに求められるかもしれない。因みに3/22時点でロシアの患者数は306人で死者は僅か1名。
https://ourworldindata.org/covid-testing

このデーターベース自由にパラメーターを変えて表示させることができますので、興味のある方は、いろいろ独自にやられてみてはどうでしょうか?
https://ourworldindata.org



『ビットコインはチグリス川を漂う』10
未来の貨幣はどのようなものになるのか? それについて、あのハイエクが予言したという「電子マーカー付きトークン」が既にスマホにより実現されていると著者は言う。p238 
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5864/trackback

そして、100種類の通貨が詰まった財布や100種類のコインに対応した自動販売機は馬鹿げているが、携帯電話は多様な通貨に対応できるという。p251 

その通りだ。個人的には何故、いつも100円硬貨を準備していないと困る駐車場ばかりなのか不思議に思う。 45分駐車しても60分駐車しても同じ200円だが、携帯対応ならば150円になるというのであれば、誰しもそのスマホ対応駐車場に停めたくなるだろう?!

著者は言う、『すべての取引が匿名である社会は、マネーと権力を持つ者が罰せられることなく行動できる社会だ』という。p266 

同感だ。全ての取引が公になる仕組みはプライバシー侵害だとか、自由侵害だとかよく言う人がいるが、それに対して私は『それは脱税の自由侵害でしょう?』ということにしている。事実、先進国では2割くらいが非課税で公的なシステムの外にある、つまり未回収の税金がある。p267 500ユーロの2/3は貯蔵されているか、外国に持ち出されている。おそらく非合法に。p285