『イスラーム書物の歴史』5 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.youtube.com/watch?v=03msP-eGTI4&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=14
HKS5 #14~5.03min。记住二十五分钟单词。

https://www.youtube.com/watch?v=-Ataem4dspY
李姉妹ch 十分钟。

没有运动。

今日は失敗! 頭から暗記もののHKS5の単語をやったが、殆ど新出単語で挫けました(汗) 完全聞き取りでの听写の難しさもあっつた。ちょっと工夫が必要。運動もなしで、下らぬTV鑑賞と集中力を欠いた読書で1日無駄に潰しました(涙)

まだまだ屋外での読書は可能です。というか、今日は最適な日和でした♪

 

 

<またか!>
今頃になって新テストで導入される「記述式解答」が問題になっている。最初から無理筋だと判っていたこと。また、この場に及んで反対を叫び出す野党も野党。反対なら何故今まで黙っていた!? 魂胆はミエミエだ。
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これに限らず文科省官僚の無計画、無謀行政は山のように例があげられる、その中には確信犯的な利権汚職行政から来たものもある。

多くの反対の意見が出ていたのにもかかわらず大学の新設、増設の許可を与え。一方で強力な許認可権をテコに無理なことを大学に強制し、行き先のない大量な院生を生み出した大学院倍増計画。
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あの予想通りダメになった株式会社大学の新設。
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また最近では、利権汚職構造の「ブランディング事業」。
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問題なのは、これらは最初から「胡散臭い」あるいは「無理がある」と反対が多かったにも関わらず許認可権を使い、反対にはペナルティーをかけて押し切ったことだ。文部官僚の罪は大きい。



<Fake information & Filtering>
面白い記事を読んだ。
https://toyokeizai.net/articles/-/313045?page=3

偽トランプが実際にいるかどうかより、iPhoneとAndroidで彼のツイートの時間帯が異なることや、センチメント指数分布が異なることは事実として面白い。可能性としては、確かに偽トランプの存在を強く示唆するが、同時に2つ(あるいはそれ以上)の携帯をトランプが時間帯とセンチメント状況次第で(無意識?に)使い分けている可能性もないわけではない(可能性は低いが)。

そんなことを考えていたら、Fake information & Filteringが頭によぎった。「その人が好むニュースだけが視野に現れ、Fakerはそれを利用する」ということだが、そうした時代に生きていることに敏感でないといけない。
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いずれにせよトランプの存在そのものが「醜いアメリカ: Ugly America」を象徴するものだとの考えは変わらない。
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『イスラーム書物の歴史』5
マニ教の始祖であるマーニー(AD216-277)は優れた画家でもあったらしい、初耳だ。曰く『絵画を使用しながら布教を行っていたと伝えられる』p168 これは西欧中世でも同様。識字率が低かった時代、中世までは聖堂に描かれた絵画は重要な働きをした。とりわけ、西欧では司教はラテン語。民衆の言葉でのコミュニケーションがとられてなかったので、そうした文盲の民衆への布教には「言葉」よりも、壁画や彫刻が使われたことは有名。一方、偶像崇拝が禁止されたアラブ圏ではその代わりにクルアーンの口読が重要になり、同時にアラビア語での識字率も向上した。ここらが違うと考えるがどうだろう?
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第4章の「イスラーム科学の写本」が興味深かった。ここで著者はフランクフルトの研究所所長のセズギンによる『アラビア語文献の歴史』に書かれているプトレマイオスの「テトラビブロス」を例にとり、どの程度この目録が正確かを実際に写本やコピーに当たって調べたようだ。p182 というのはしばしばこうした写本カタログが実物を見ないでそれぞれの図書館のカタログを元に作られた経緯があるから。その結果、挙げられた12の写本のうち、4個が間違っていたこと。また新たに4つの写本が存在することを述べている。そして曰く、『わざわざインドまで行って目的の写本が別物である事… 写本研究の醍醐味の1つ』p183と言い切るところにこの著者が本当に研究を楽しんでいる事がわかる。

本の複製は著者などが朗読して、これを弟子が書き写し、最後に著者が確認するという方法が一般的だったとか。p196 これにより弟子は写本という行為を通してクルアーンを学ぶこともでき写本も大量に可能になる一石二鳥の方法だ。まさに同じ方法が西欧中世でもとられたことを知っている。修道院での写本はこうしてなされた。あの『バラの名前』でもこの場面が描写されていた。

もともとクルアーンは黙読される習慣はなかった。また音読する際は最後の単語は次の単語次第で転音するし、基本連音で読まれる。したがってクルアーンでは節をまたがって書かれることがない。p380  納得だ。中国語もちょっと違うが次の漢字によって四音の変化がある。

スフィーズムのところで神の名前を繰り返し唱える修行=ズイクルが説明されている。その中で天使とジン(精霊)を迎えるために甘い香りの香を焚くとか。p216 実際、これは以前研究室の1階下にイスラーム教徒がいてある決まった時間にこうした香の香りをいつも嗅がされていた記憶がある。ところでこのジンというのはイスラーム的ではない気がする。やや異教的? 確か『民衆のイスラーム』という本のなかで紹介されていた。
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オスマン朝では初期はペルシャ語で歴史書がかかれるほど、歴史と伝統があるペルシャ文化はこの地域に浸透していた。トルコ・モンゴル系王朝では書記は正規の記録にペルシャ語を使っていた。p222 イランは伝統あるペルシャ文化の中に後からイスラーム文化がやってきた。この根本的違いは大きいと考えている。
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イル・ハン国はもとよりその後の多くのトルコ・モンゴル系の中央アジアの王朝、特にティムール帝国などでは写本に挿絵が描かれた。その理由として著者は支配者にアラビア語やペルシャ語の素養がないこと。イスラームになる前のキリスト教、仏教の宗教画に親しんでいたことをあげる。したがってムハンマドを含む人物像の描写も抵抗がなかったとか。偶像禁止がこの地域では守られたわけではない。p224  その通りだと思う、イスラーム専門家と自称する人の中でこうした点について世間に誤解を与える発言をする人がいる。
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