『イスラーム 書物の歴史』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
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HKS4 #12~13。背了一个小时单词。

运动;爬山散步350kcal


<歯科治療と車修理>
朝から歯科に行き先週仮セメントで接合した歯を本格取り付けの予定だったが、全然歯が取れず、結局「仮つけの状態」で様子を見ることになる。予め「仮取り付け」でもそのまま付く可能性は言われていたが、何だか不安。しかしこればかりは仕方ない。

歯科から帰るとプリウスの修理完了の電話連絡があり。代車は「ガソリン満タンで返却してください」とのこと。午後ガソリンスタンドに給油と様々なことをついでに行う。車の修理は10/30からだから、ほぼ2週間かかった。後ろのドアの取り替えは予定されていたが、工場で詳しく調べて見ると車体下の部分の板金修理も必要だったとのことで時間が予想以上にかかった。画像は交換されたドア。
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代車のニッサンNOTEの走行距離はこの間、262キロ(平均1日20キロ走行)でガソリン消費量は18.13L。燃費は大体、14.5Km/Lとなる。ハイブリッドのプリウス(記録によればこの時期は大体19Km/L)より燃費が良いのは1.2Lの排気量と車体の軽さか? それならば別にハイブリッドでなくてもエコ路線は貫ける。

 

それにしてもハイブリッドに慣れると普通のガソリン車のアクセルに遊びがなく感じること。ハイブリッドは基本、初動時は電動なので緩やかに加速する。

そんなこんなで、今日は結局夜のジムも合わせ合計3回の外出とついで行動で落ち着かず。勉強の方はあまりできず(汗)但し、待ち時間とかの隙間は多かったので『イスラーム書物の話』は読み終えた。今後数回に分けて紹介予定。なかなか読み応えのある本だった。現在、翻訳者で選んだ本「WTF経済」を読み始める。
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『イスラーム 書物の歴史』4
新ウイグル語も母音をトルコ語同様、8個もつらしい。それでアラビア語の3つに加え5つの母音記号を加えた8個に対応した。

子音について、もしアラビア語にない子音をもつ場合は類似の音を示す子音に記号を加えて、対応する子音を作る場合がある、実は日本語もdaを示す子音がないので、同じ口の形をとるta=「た」に“ を加え「だ」とする。p107 母国語なのに知らなかった。それにしても日本語の場合、ひらがなは日本で開発された文字なので新たな子音を作ればよいことだと思うが、なぜこうした方法をとったのだろうか? これは今後の課題。

アラビア写本では紙に書かれたものを後で製本する場合が多いので(綴じた「帖」に書かれる場合もある)見開いた時に左下に(アラビア語は右から左に書くので)単語が1つ書かれている。この単語は次の葉の最初の単語で万一冊が乱れた場合でもこれを目印に正しく綴じられる。p111

製本:最初に大きな一葉を折りたたみ、最大4回=合計16葉にして折り目のところを綴じて1帖とする。この状態で写本される場合が多い。その後、複数の帖がさらに重ねて綴じられ最後に表紙が取り付けられる。p120 

これらの写本の技術はイベリア半島経由で西欧にも伝えられそこでの製本技術に影響を与えたとか。なるほどと思う。アラビア写本を見ていると西欧の美しい写本とイメージが重なるのはそのせいだろう。あの「いとも華麗なる時祷書」が思い浮かぶ。
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中央アジアには、イル・ハン国の写本のようにムハンマドやイマーム・アリの肖像画が描かれている。p129 これはイスラームの偶像崇拝禁止から逸脱する。以前、ISのテロ事件があっていた時、偶像崇拝禁止をイスラーム一般に広げて解説していた自称イスラーム専門家がいたが、その時、そうした認識を批判したことを思い出す。「イスラム国」はイスラーム国家であることは間違いないだろうが、だからと云ってイスラーム国家の「唯一の存在様式」でもない。基本、偶像崇拝はハディースによるもの、クルアーンには書かれていない。このハディース集は90万にも及ぶ。その中から真性と思われる2700を選んだのが、あのブハーリー。つまりハディースには真偽のはっきりしないものも多い。
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アラビア書体には初期のクーファ体のように角ばって太く大きい書体と、その後に出てきた様々な細く流れるような様々な書体がある。前者はクルアーンなどの特別の書に一字一字丁重に書写されたことが筆跡から分かる。一方、後者は官庁などで文書作成や書簡などの記述に都合がいい。p137 なお、前者クーファ体は西方に伝わりマグリブとアンダルスでさらに発展したとか。p143 これについては個人的にはマウイア王朝の流れをくみ、アッバース朝(バグダット派)に対する対抗意識(正統性)が関係しているかもしれないと感じる。

 

イランを中心としたペルシャ語圏はエジプトやマグリブと異なり母国語がアラビア語にならなかったのは当然だろう。偉大な古代ペルシャの伝統を受け継ぐ社会、当然だろう。

書家は自ら葦を削って筆を作る。これは毛筆とは全く違う材質。しばしばこの削り方はそれぞれの書家にとって秘中のものだったらしい。それゆえ、使用後の筆は潰して他人に分からないようにしたとか。p141