あれから… 28 | 青い人 嵐妄想小説

青い人 嵐妄想小説

気象系グループをモチーフとしたお話のブログとなっております。ブログ内のお話しは全て架空のモノです。腐的要素が含まれておりますので苦手な方は閲覧注意ください。アメンバー承認は以前よりコメメッセで絡んだ方のみです。

色々考えましたが、お話はお話として書きます。

切り離して見れない方は、無理に読み進めないでね。自分のペースで進んでください。

とはいえ物語上はいまだ3月笑 ゆっくりゆっくり進んで行きますね^_^
















本編↓





2021.3.12


『で、いつまでいんの?』


『どうしたの智君?…急に…』


『いやいや急じゃないし、昨日から言ってるし…』


『え〜…そうだっけ〜………』


とぼけた声を出しながら、PCに向きなおってカタカタ何かを打ってる…

まったく本当にワーカホリックとはよく言ったもんだ…でもそれなら自分の家でやればいいのに…


何か文句でも言ってやろうかと思ったけど、口は開いただけで言葉が出てこない…しかたなく噤んで、少し傾斜のついた背中をソファーに横になって眺めることにした……



つーか、なんでこいつ俺の部屋に入れたんだ?









2021.3.13


ダラダラ自分の家みたいに過ごしていたかと思ったら、仕事に行ってくるとか言って、今朝普通に家を出て行った…前の日はたわいもない話をして、メシ食って風呂入って寝た…

で、いまこれ…えーっと…ん??

色々疑問に思うことはぶつけてみたが、何だか口が立つ奴には敵わないので、なんだかんだでちゃんとした答えは貰えてない気がする…うーん……流されるにも程があるだろ俺…



2021.3.14


以下同文…という四字熟語?がピッタリな1日だった…翔ちゃんは自分の家に帰らないのかな…



『あ、智くん!今日俺あがるの早いから、夕飯一緒に食べよう!外には食べに行けないから何かテイクアウトしてこようか?』


『うーん…冷蔵庫に余ってるやつがあるから適当に作ろうと思ってたんだけど、翔ちゃんが何か食べたい物があるならそれで良いんじゃない?』


『いつも智くんに任せっきりだからさ、でも智くんに手料理には敵わないからなぁ…じゃあデザート買ってくるね!』


『……お、おう…分かった…仕事がんばれよ…』


『もちろん!じゃあ行ってきまーす』


『いってらっしゃい…』




ドアが閉まると、盛大に落ち込む…

いったい俺たちは何をやっているんだ……





世の中はどうやらホワイトデーらしい

テレビからそんな話題が流れている…まぁこんなご時世だ、義理も自粛といったところだろう…返す予定がないのも寂しいけど……




そういや今年はほとんど貰わなかったな

あたりまえだけど…

翔ちゃんは、どうしたんだろう…返すのも一苦労かな……


とりあえず、デザート買ってくるらしいから…まぁホワイトデーにちなんで、ちょっと豪勢にしてやるか…冷蔵庫の余り物だけど…



すっかり外が暗くなった頃、俺はなぜか上機嫌でキッチンに立っていた…