君はヒーローになれる
憧れてる人からこんなこと言われたら頑張るしかないよな。
という訳で15日目
ど真ん中です。
こうりんちゃんです。
完結済みでわたしのど真ん中の作品といえばこれ。
僕のヒーローアカデミア
堀越耕平先生の作品です。
"これは僕が最高のヒーローになるための物語"
という謳い文句だったんですが
最終巻では
"これは僕たちが最高のヒーローになった物語"
で結ばれるんですよね。
すごく綺麗。
あ、表紙から行きましょうか。
1巻では平和の象徴ナンバーワンヒーロー"オールマイト"が笑顔で胸を張ってます。
マントのように赤く広がるのはプロヒーローたち。
そして真ん中には無個性のヒーローに憧れた少年緑谷出久
最終42巻では
頑張れって感じのナンバーワンヒーロー"デク"が笑顔で胸を張ってます。
そしてマントのように広がるのは最高のヒーローに共に成った同級生たち。
真ん中に経つのはちょっぴり自信なさげな髪の皿みたいなのを飛ばせる少年ダイ
この対比がもういい。
1巻でデクはオールマイト本人に
あなたみたいなヒーローになれますか?
と問う
42巻でダイはオールマイト像に
あなたたちみたいなヒーローになれますか。と問う。
この緻密さ。
すごく素敵。
キャラクターの投影もそうなんだけど
味方のみならず敵サイドにもしっかり物語があって。
2巻?辺りで登場して最終決戦までもつれる
死柄木弔というキャラがいるんだけど。
41巻で
「たとえ憎しみを…打ち砕かれようと
からっぽになろうとアイツらのヒーローにならなきゃ」って言ってるんですよね。
最初の方では彼は
どちらも同じ"個性"を使い暴力を振るう。
英雄(ヒーロー)と敵(ヴィラン)になんの違いがある。って話をするんです。
すごくグサリと刺さりますね。
"優しい人"も立ち位置が変わると"悪者"になってしまう。ものと同じで
ちゃんと敵は快楽のみを目的としてるやつもいる
でもそうじゃなく
ただ、救けたかっただけ。
ちょっと個性の使い方を間違えてしまっただけ。
そんな人たちもいて。
何がいいことで何が悪いことなのか。
が分からなくなる

最終決戦のデクの姿なのですが
こう形容されてます。
でも彼は「頑張れって感じのデク」なので
ついつい応援したくなってしまうのです。
ヒーローらしからぬヒーロー。
そして行き過ぎる自己犠牲の精神。
だからナンバーワンヒーローのように
笑顔でひとりでなんでも解決しちゃう。って感じじゃなく
全員で彼を支え、助け"たくなってしまう"ヒーロー観
これはこれで世界平和の第1歩なのではなかろうか。
オールマイトは「もう大丈夫なぜって私が来た!!!」って来るんですよね。
そして1人で助けて1人で勝つ。
でもデクは1年A組みんな来ちゃって
「オイラたちが来た」って色んな人に助けて貰っている。
ここのセリフですね
緑谷と同じく個性としては弱くてぷるぷる震えてた峰田実というキャラが言うんですけど
エロくてR18に引っかかるキャラなんですが
このセリフ言った瞬間痺れましたものね。

アクリルボードになってる。
激アツのところです。
対比の話しかしてない。
体育祭編
usj編
ヒーロー殺し編
などなど
細かく分類分けされてるんですけどね。
どこも全部面白いんですよ。
中だるみしてる。とかない。
わたし個人としては文化祭編コミックで言うと19巻20巻辺りの
vsジェントルクリミナル
ですね。

ヒーロー落伍者の成れの果てだ。とジェントルは言いますが
身の丈に合わない夢を!心の底で諦めてしまった夢を!笑わないでくれた!
認めてくれた皆に!応えたい!
辛い思いをしてきた人に明るい未来を示せる人間になりたい
このセリフがぶっ刺さった。
かっこいいって多分こういうことなんだろうな。って思う。
そしてこのジェントルクリミナル

最終決戦でヒーローサイド(こちら側)として登場します。
ジャンプで読んだ時発狂しました。
そしてその時のジャンプ普通に紙版で買った。
ジャンプ+で毎週定期購読で読んでるのに。
後ですね。今更な話になるんですけどね
堀越先生
絵が上手い。
笑っちゃうくらい上手い。
絵のうまさ細かさが有り得んくらいなのでもうとんでもない。
この先生の個性「マンガ」ですからね。
とんでもない。
どことってもずっと上手い。
ほんとにおったまげる。
どこまでいこうが敵も一人の人間だ
俺たちはそこを見ていかなければいけないんだ
友の言葉を借りるならー
彼らの心の奥底にあるーー…「原点(オリジン)」ってやつを
って言葉も好きなんですよね。
好きな言葉挙げてたら多分夜が更けるのでダメです。
言葉の一つ一つさえもグッとくる訳で。
熱くて丁寧で
2025年の10月にアニメもファイナルシーズンに入ります。
早く来て欲しいけど永遠に来ないで欲しい
そんな葛藤があります。
あ、これまずいですね。
終わらせられない。
多分一生書いていられる。
そろそろ結びに行きましょう。
英雄に憧れる人も敵に憧れる人も
どちらでもいいと思います。
「こう在りたい」「こうなりたい」を分析、分解し構築していけば、世界中みんなが誰しも誰かのヒーローになれると思ってます。
そんな夢を見させてくれる最高の物語です。
42巻まで集めて一気読みするのがオススメです。
では。
今回はこの辺で。
また次回。
長くなりました。
まとまりもありません。
お読みいただきました。ありがとうございます。
それ蛇っ
ちゃ(・ω・)ノ