COVIDが私たちの世界に来たのは2020年の3月。あの3月から私はzoomで自分の家からセラピーをしています。先日、書類などを取りに私の属しているクリニックに行きました。この3年間2回ほどクリニックに用事で行ったのですが、今回は少し長くクリニックで時間を過ごしました。
私たちのクリニックには以前小さな部屋のオフィスがたくさんありました。それぞれの部屋に5−10人のセラピストが部屋の大きさによって入っていました。そしてクライアントが来ると、セラピストはクライアントと待合室で会って、共にセラピールームに行きました。
セラピストのオフィスは小さな部屋だったので、セラピーがないときは同僚と一緒に話しをしたりしました。私は食いしん坊なので、よくわざわざキッチン、ブレークルームの方にぶらぶらして行き、スナックなどあると、部屋に戻ってきて、同僚に報告し、共にスナックを取りに行き食べました。また難しいセッションの後、同僚に話を聞いてもらったり、同僚が悩んでいたら、同僚の話を聞いたりして、お互い助け合いました。このような小さな関わりが楽しかったのを覚えています。
ところがCOVIDの寸前に突然クリニックの全てのセラピストが大きな部屋に入ることになりました。工事をして、壁を取り除いたのです。そしてそれぞれの机には壁があり、「無駄話はしないように!」、個人的な絵や写真などを自分の机に貼るな、植物を持ってくるな、などという状況に変わりました。話すことができないのは、辛かったです。しかし、私と数人の同僚は続けておやつ探しをしたので、お菓子を見つけると、同僚と共にキッチンに向かいました。
先日この大きな部屋に私は1人でいました。誰もいませんでした。30分くらいいたのですが、ゼロ。なんだか、あれだけお金を費やして、この状態は残念だったように思います。
私はよくフロントデスクの人たちにお願い事をするので、帰る前に、顔を出しました。「いつも手伝ってくれてありがとう!」と言いました。5人のフロントデスクの人たちに其々名前を聞き、Eメールの名前だけの人が実際の人間として目の前に現れて、お互いの心が繋がったような気持ちがしました。






