まずは、先日入手したMusical Fidelity A1 CD Proを紹介します。
このモデルは、CDP開発メーカーであるフィリップスの以下のメカニズムが採用されています。
Musical Fidelity A1 CD Proは、24bit 192kHzのアップサンプリング・プレイヤーで、いままで24bit 96kHzのアップサンプリング・プレイヤーしか所有していなかったので、恥ずかしながら今回が始めてです!^_^
具体的には、DACチップはバーブラウンの「PCM1792」を搭載し、サンプリングレート・コンバータ「SRC4392」により、全てのデジタル信号を192kHz/24bitに変換して処理を行なっているとのことです。
まずは、イギリスらしい洗練されたデザイン!
好き嫌いの別れるところですが、私好みなので非常に気に入っています。
本体は見た目の軽量さとは異なり、ズッシリと重く、強靭さと高級感を感じさせます。
しかもEINSTEIN The CD Playerと同じ、トップローディング&スタビライザー方式です。
このドライブユニットは、ベルト方式ではなさそうなのと、スタビライザーが樹脂性のマグネットクランプ方式なので、EINSTEIN The CD Player(CECドライブ)とは少々異なります。
唯一残念に感じたのが、この樹脂性のスタビライザーが貧弱で、スピンドルモーターのトルクの関係から、他の重量スタビライザーが使用できるかどうかわからないので、レゾナンスチップなどで遊ぶことぐらいしかできなさそうです。
以下の接続でしばらく試聴してみました。
CX-A5100のパラメトリックイコライザーの設定は以下の通り
Musical Fidelity A1 CD Pro→Belden88760(1.5m)→CX-A5100→Belden88760(1.5m)→EINSTEIN Type1→Ansuz Speakz X2(4.0m)→ODEON No.25
(電源ケーブル)
SUNSHINE SAC REFERENCE1.8
高域は充分伸びていてクリア、艶はEINSTEIN The CD Playerよりやや控えめ、中低域はSONY SCD-XA5400ESよりやや控えめ、滑らかなアナログっぽさはEINSTEIN The CD Playerには若干劣るものの、SONY SCD-XA5400ESよりは優っているように感じました。
自分が所有している比較二機種は結構個性的なので、ちょうど間ぐらいに、適度に色付けされたバランスの良い音(個性がキツくない)のように感じました。
だからCX-A5100の音場プログラムに、他の二機種と比べて素直に反応してくれるので、意外と扱いやすいのかもかもしれません。
じゃ、TEAC VRDS25XSと比べたらどうかと言うと、よく似ているのですが、滑らかなアナログっぽさはA1 CD proの方がやはり優っているように思います。
システムに馴染ませるのに、もう少し時間がかかるかもしれませんが、しばらく色々なジャンルで聴き込んでみたいと思います。