*行きに成田の両替所でいただいた「無事にカエル」のお守り
旅行で獸木(けものぎ)がいつも楽しみにしていることの一つ、辛く長いフライトで隣に座った人たちとの交流。
今までもタイニー(小さい)という名前の大柄な黒人女性、ものすご話好きな中国系シンガポール人(確か)の老父夫婦、飛行機の到着が遅れて一緒に成田に足止め食ったウクライナの服飾アーティスト、ユリアちゃんなど、いろいろ印象深い出会いがあったのだが、今回もとっても素敵な人たちとご一緒することができた。
ユリアちゃんの事はこの記事の文末に書いてあるよ:
http://ameblo.jp/bigcatstudio/entry-11964284257.html
まず、行きの便でずっと一緒だったSaikaちゃん!
ロスに8年も住んでサロンを経営しておいでのアイスタイリストさんで、帰郷先の淡路島からロスへ帰る途中だった彼女。
まあ獸木がセドナに向かっているというところからそんな話になったのだが、獸木も彼女もあんまりスピリチュアルではないスピリチュアル初心者なのに、最近周りに強者スピリチュアル・ヒーラーが増えたと言う共通点に始まって、あんまりスピリチュアルではないスピリチュアル初心者同士とは思えないスピリチュアル談義で盛り上がり、10時間以上の長〜いフライトもあっという間!
他にもどちらも働き過ぎで最近体調を崩し、ものが食べられなくなってややベジタリアンみたいな生活になってるとか共通点が多く、初対面なのになんだか他人とは思えなかったYasuhaちゃん・・・
東京にきたらぜひAIDのイベントとかに遊びに来てほしい。
あとアメリカン航空のFAさんのお寿司柄のエプロンが可愛かったス。
そしてセドナからの復路・・・
そう、前回記事で予告した、ロスでの乗り継ぎ時間が
51分
しかない、フェニックスからロスに向かう国内便でお隣だったヨシクニ君
獸木は割と隣に座った人にすぐ声をかける方なのだが、この日のフライトは朝が早く、帰り道で疲れていたこともあって眠くて眠くてたまらず、席についてすぐ寝てしまった。
*このくらいの早朝にホテルを出た
飛行機が高度を下げる前の、飲み物が配られるあたりで起き、遅ればせながら隣のいかついシルエットの若者に目をやって、いったん黙ったまま長いこと隣にいると、意外と話しかけにくいものだと気づく。
お互いだんまりでしばらくいたのだが、ヨシクニ君が頼んだコーヒーがなぜかえらくなみなみと注がれており、飛行機が小型でえらく揺れるものだから、ものすごく苦労して飲もうとしてなかなか飲めない様子に獸木も本人も思わず
プッ
と吹き出してしまった。
これがきっかけで会話が始まったのだが、話してみるといかついシルエットに反してとっても気さくで感じのいい青年である。
「お名前なんての?」
「ヨシクニ」
おお、日本の四文字男子名!
ということは・・・
そう、ヨシクニ君は日本生まれの日系アメリカ人二世で、フェニックスの自分のおうちから宮崎のお母さんの実家に帰郷するとこだったのである。
職業が消防士なだけあってダルメシアンを二匹飼っていて(理由は知らないが、アメリカではダルメシアンが消防署のマスコット犬)、飛行機が降りるまでのわずかな時間に犬や親戚の写真をいっぱい見せてくれた。
*ヨシクニ君のダルメシアン(ヨシクニ君のSNSページからお借りしました)
彼の乗る国際便は獸木と同じではなく羽田から宮崎に乗り継ぐ便だったのだが、乗継時間の心配を打ち明けると、「僕が手伝ってあげるよ」という心強い言葉。
飛行機が着陸するやいなやwifiが繋がらない獸木に代わり、自分の携帯で乗継ぎターミナルを調べてくれた。
実は獸木は乗継ターミナルはすでに知っていた。というか知っていると思っていた。自分の持っていた予約情報の、行きの方はロスでの乗継ターミナルが未記載だったのに、なぜか帰りの方にははっきりとターミナル6と書いてあったからだ。
「ターミナル4だね。僕の便と同じだな。」とヨシクニ君。
そう、獸木は知らなかったが、ターミナルはその時の空港の都合で変更になるらしいのだ。
帰りはターミナルがわかっていると、そこのところは自信満々だったので、もしヨシクニ君が調べてくれなかったら、迷わずターミナル6に直行していたところだろう。
ありがとうヨシクニ君。
神・・・
一緒にサクっとターミナル4に着くと、獸木の乗る便はちょうど搭乗開始するところ。
ヨシクニ君の便は獸木のよりは時間にゆとりがあったのだが、掲示板をチェックすると彼の便がなかったので、別のターミナルの可能性勃発で彼とはそこでお別れ。
スマンのう・・・ヨシクニ君。
のちにSNSに無事な宮崎への乗継シーンがアップされていたので、彼も無事日本へついたと知り一安心。
それにしても・・・
LAXで慌ただしく搭乗する寸前にゲートで一瞬見た犬連れ客は一体・・・?!
・・・そして成田は快晴だった!
留守番だったハリー、JBたちも元気で迎えてくれたよ。
コーフンして思わずブレブレのハリー
獸木との再開にニンマリし、思わず怖い顔になったJB
そしてペットシッターさんの最後のお世話リポートに興味深い一文が。
ハリーちゃん、何か察しているのか玄関でウロウロしています。
今までなかった行動です。
そう、獸木が成田空港から帰途につくあたりの時間帯に玄関でウロウロしていたというのだ。
セドナに行くまでもなくフツーにサイキックなハリー。
動物ってすごいね。
*ペットシッターさんが送ってくれたお留守番写真。
なんとなく海外にでづっぱってる印象があると思うが、漫画の仕事と犬猫がいる関係で海外旅行は年一回が限度の獸木。
どこに行こうかどんな出会いがあるのか毎年ドキドキワクワクだけど、今回はまたスペシャルにいろいろな方にお世話になり、思い出深い楽しい旅をさせていただきました。
毎回いろんなところでいろんな人に親切にしていただいたり、助けていただいたりしてるけど、セドナは人の心が穏やかで慈愛に満ちているところがピカイチの場所。
フツーどこにいっても1度や2度は感じの悪い誰かやイライラした人に一瞬すれ違うくらいのことはあるものだが、セドナはそんなことすらなく、地元の方も観光客もいつもとっても満ち足りて、心にいっぱい人を気遣う余裕があると言う雰囲気だった。
セドナに行く前、日本でフェニックスからセドナへの往復シャトルの予約をして行ったのだが、ただ車の予約をしただけなのに、旅行会社の方が獸木がセドナに行く頃親切にその時の気温や気候を調べてくれ、着るものや持ち物までアドバイスしてくれたり、そのあたりからすでになんかフツーでない気がしていた。
この時の旅行会社の方、川端泰湖(やすこ)さんという方が、獸木がずっと参考にさせていただいたセドナの現地ブログの執筆者であることものちにわかる。
ちゃんとスタッフ紹介にも載っているので、ぜひ見てみてね。
獸木が参考にさせていただいたセドナの旅行会社スタッフ泰湖さんのブログ:
http://atfsedona.blogspot.jp
セドナの旅行記ブログはたくさんあるけど、実際に住んでいる方が書かれているので、とっても詳細でおススメ。
セドナに行く時は要チエックだ。
ありがとうセドナ。
そんなに同じところをリピートしない獸木だけど、また行きたいと思った場所でした。
四大ボルテックスもぜひ・・・特に今回微妙にひねったルートで訪れたらしいそのうちの3つ(エアポートメサ、カセドラルロック、ベルロック)(しかもカセドラルロックは見ただけ)
今度はぜひ・・・
正規の観光ルート*で!!
あとハッカバイ・トレイルもね。
*青い鳥に会いたい方は想定外の非正規観光ルートをおススメします
*セドナからフェニックスへ向かう道のアリゾナ〜な風景