さて、名前を見ただけでどんだけ動物好きかわかる漫画家・獸木野生(けものぎやせい)・・・セドナ三日めの昼近く、昨日の乗馬のあと予約したレンタカー会社にやってきた。
昨日の乗馬はココを見てね:
http://ameblo.jp/bigcatstudio/entry-12219558536.html
「昨日電話でお話ししたわね。」と迎えてくれた、スタッフのエイミー。
なんでも通常は4人スタッフがいるのに、たまたま他の人がみんな出払っていて、獸木の他にもこれでもかとひっきりなしにやってくるお客さんや、情け容赦なくかかってくる電話を一人でさばいていたため、動き回りながらものすごい早口でずっと喋り続けていなけれなならない状態だったのに、16年車に触っていない事情を話して頼むと、車の基本操作から地元の地図まで、必要な情報を全部丁寧に与え教えてくれた。
今思い返すと、並外れて有能な方だった気がする・・・死ぬほど忙しいのは明らかなのに、焦ったりイライラした様子が一切なくて、全くの平常心なのだ。
そんな有能なエイミーに「こっちがアクセルだよね?」と、明らかにヤバい質問を投げかける獸木。
「それはブレーキよ。」驚きあきれる様子もなくさっくりと答えるエイミー。
ありがとう、エイミー・・・
エイミーも忙しかったけど、獸木も超苦手な車の運転に立ち向かうキンチョーで余裕がなく、写真がないので代わりに車を返却するとき撮らせていただいたジョゼフ(右)ともう一人のスタッフの方のお写真を載せておく・・・。
エイミーは不在だった。残念・・・
エイミーに行ってらっしゃいと見送られてからも、車の中で地図を吟味したりしてなかなかレンタカー会社の駐車場から出て行かなかった獸木。
ようやく腹をくくって出かけた先は
オーククリーク・キャニオン
セドナの中心地からはちょっと(3,40分?)あるこの場所をなぜ最初のドライブ先に選んだかというと、道がほぼ一直線だったから。
が、アップタウン・セドナをあっという間に通り過ぎて、渓谷に囲まれた道をしばらく行くと、すぐに道が歪曲してきた。そう、この道は曲がり角こそないが、クネックネのカーブの連続。もちろん追い越し禁止の二車線対面通行である。
景観が素晴らしいことでも知られるドライブコースらしいが、当然景色にうっとりする余裕など皆無。
あらかた行ったところで、とにかく1度止まって休もうと、目の端に見えたお店に突入。
日本のガイドブックや行った方のブログにもにもよく載っている、ガーランズ・インディアン・ジュエリーというお店の・・・
・・・横にあるデリ!
獸木は体を壊してから定期的に胃袋に食べ物を拒否されるのだが、セドナ中盤のこの日はちょうどそのサイクルに入っており、その上に久〜〜〜しぶりの運転の緊張が加わって食欲ゼロ。
おりんご半分と、マフィンをほんの一口かじりながら、ようやくここのデリでゲットしたセドナ・トップ10ハイクスと言うちょっと詳しそうなトレイルガイドブックを上の空で眺める。
こちらはデリで会ったブルーヒーラー(オーストラリアン・キャトル・ドッグ)と飼い主の方。
なぜかセドナではオーストラリアの犬ブルーヒーラーをたくさん見たけど、土地の感じが似てるからなのか?
お店の方に目的地までの大体の距離を聞いて再出発!
ちなみにこれが獸木の借りた車だ。
オーストラリアでかつて乗っていたヒュンダイだよ。
さて、目的地のオーククリークキャニオンだが、この日は週末とあって、昨日の乗馬や初日のエアポートメサとは打って変わって大賑わい!
駐車場に入るだけで30分くらい待って、獸木のすぐ前で待っていた車は通される寸前で諦めて去っていったくらいだった。
運転でフラフラだった獸木は、動かない車に乗ってるのがありがたいくらいの気分だったので、待ち時間の間にだいぶ気持ちも落ち着いて準備万端!
獸木の目指したウエスト・フォークと言うトレイルは、15箇所以上川を渡って終点まで行って戻ると3.5時間と言う長いコースだが、とっぷり日が暮れる前に帰れるよう、川を3つくらい超えて1時間半くらいで戻ってくることにした。
*ウエスト・フォークの詳細は獸木がガイドブックとして参考にさせていただいた現地旅行会社アメリカ・トラベル・ファクトリーのスタッフの方のブログを見てね:
http://atfsedona.blogspot.jp/search/label/オーククリークキャニオン
こんな風に犬や子供もいっぱい歩いている、のどかなコース。
ただ川越えは意外にトリッキーで、深くはないが足を踏み外す人多発。
混んでいる上に行きと帰りのハイカーが交錯してるので、どちらかが渡りきるまで片方は待っていなくてはならないのだが、危なっかしい人(含獸木)がヨタヨタしながらどうにか渡りきると、みんなで拍手してくれたりして、とっても和やかな雰囲気。
途中、番組を見ていない獸木にはセックス・アンド・シティ風に思える3人組としばらくご一緒する。
この全身写真のあと、「バストショットも撮っとこうか?」と寄ろうとすると、「いいのよ!」「近すぎはダメ!!」とみんなでハモる姿が微笑ましい3人であった。
獸木も撮ってもらったよ。
紅葉も始まっていた。
しばし美しい景色をお楽しみください。
途中突然向かい側から10人ほどのレスキュー隊員に担架で運ばれてきたお年寄りの方に遭遇しセドナのワイルドさを思い出したが、道も平坦で、のんびりと水と緑の美しい景色に囲まれて1日過ごせる場所だ。
ぜひまた来たい・・・
運転でキンチョーしてない時に!
そして獸木はセドナ滞在中もっともキンチョーした1日を終え、映画の「トランスポーター」に出てくるような、輪っか4つのマークのついた車とかにプチ煽られながら、ホテルに帰って行ったのであった。
時差ぼけとフライトの疲れも取れたし、車もなんとか運転できたので、明日はいよいよ4大ボルテックスの一つである、あそこに行こう!と心の中で決意しつつ・・・