セドナ旅行記6/ハートがいっぱいボイントン・キャニオン! | 獸木野生Official

獸木野生Official

Blog by graphic novelist / Movie maker Maxine-Yeasty Kemonogi.
漫画家・映画監督獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、映画AppleEyeシリーズ。
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。

 

 

 

 

セドナには獸木(けものぎ)が初日に迷ったエアポート・メサを含む4大ボルテックスというのがあり、1日とか2日で全部回る人もいるらしいセドナの目玉観光ポットでもある。

ボルテックスが何かについては旅行記最初の記事に戻ってチェックして欲しいのだが、要するにすごいエネルギーが出てるらしい場所で、体が弱っている人などは強烈な頭痛に襲われたりすることもあるという。


そんなわけで、今年始め死にかけて間違いなくまだ体が弱ってるステージの獸木はセドナ4日目まで、メサ以外のボルテックスに行かず、体慣らしにダラダラしていたのだった。

そもそも旅行中に全部のボルテックスを回るような意気込みはまるでなく、自分の体力ではあとひとつくらい行ければいいかなくらいの気持ちで、4日目に行くことにしたのは

 

ボイントン・キャニオン

 

理由はエアポート・メサに次いで、難易度が低かったから・・・
そう、要するにお手軽そうな順にチャレンジしていたのであった。

 

ただ、難易度が低いというのは獸木が行ったビスタ・トレイルと言う楽な方のトレイルを歩いた時の話で、ボイントン・キャニオン・トレイルという3.5時間のルートもあるので、これから行く人は気をつけてね。

 

 

 

かんかん照りになると恐ろしいので、珍しく朝早い8時くらいにホテルを出発。
単純な道順のはずなのに、案の定目的地と間違えて間違えてリゾート・ホテルのゲートやゴルフ場のゲートをくぐってしまい、どちらでも係のお兄さんに親切に道を教えてもらって、ようやくボイントン・キャニオンの駐車場に行き着く。

 

 

ここでひとつ大問題が・・・

 

 

獸木が昨日行ったオーククリーク・キャニオンはゲートがあって係の人に現金で駐車代を支払ったのだが、ココはクレジットカードしか受け付けない自販機で、しかも獸木が持っていた二つのクレジットカードのどちらも反応しなかったのだ!

 

実はこの後行った他の二箇所でも同じ状態で、なぜかホテルのカードキーも反応が悪く、40回くらいトライしてやっと開くこともあったので、セドナだから未知のエネルギーの影響でヘンなのか、自分がヘンなのかくらいに思っていたが、最後の場所で管理人さんがボスに電話して聞いてくれたところによると、日本、オーストラリア、カナダなどのクレジットカードが使えないことがよくあるとのこと。

 

いやそれって・・・
どこもかしこもじゃん!


一体どこのクレジットカードなら使えるんデスカ?っていうくらい、いろんな国のが使えないのでは・・・

 

最後の場所の管理人さんによると、最寄りのガソリンスタンドかビジターセンターで駐車券をあらかじめ買ってくるといいということだったが、この時はまだそんなこた知らなかったので、他の人がスイスイ駐車券を買っている姿に愕然としながら、解決策を模索。


そうだ、どなたかに買っていただいて、その方に現金をお渡しすれば良いではないか!

 

そこでさっきちょっと挨拶した気の良さそうなバックパッカーのアダム君にお願いしたところ、「いいよ、そんなんなんでもないし。」と快く引き受けてくれたばかりか・・・

なんとチケットをおごっていただいてしまった

 

しかもあとで聞いたら、きのうはセドナについたらキャンプサイトもう閉まってて野宿だったとかいうアダム君(写真左)。


ありがとうございます。

神......

 

 

 

さすがセドナ、みんな心が広いわいと感動。
朝の空気も清々しいし、すっかりサワヤカ気分になって気持ちよくトレイルを登り、あっという間に頂上に!

 

遅ればせながら気づいたが、昨日のオーククリーク・キャニオンも訪れてる人が互いに和気藹々でいい感じだったけど、このボイントン・キャニオンはさらになんというか・・・みなさん満ち足りた和やかな雰囲気で、日曜でマアマア賑わう頂上で、みなさんそれぞれ瞑想したり、ゆっくり散策したり、穏やかに過ごしてらっしゃるのだ。
ボイントン・キャニオンでは、全く見知らぬ同士が別れ際に、長年の親友のように長い間暖かく抱き合ったりする光景も見られ、ちょっと特別な空気に満ちていたと思う。

 

 


ボイントン・キャニオンには男性を表すウォーリア(写真)と

 

 

 

女性を表すカチーナウーマンと言う岩があり、

(あ、麓でアダム君が瞑想してるね)

 

その二つの岩の間を通ると自分の中でバランスが取れると言われていて、みんながいたこのトレイルの終点はちょうど2つの岩の間の平らな場所。

 

獸木がバランスと日陰を求めて二つの岩を行ったり来たりしながら、久々に瞑想でもすべく場所を探していると、明らかに他のみんなと違ったペースで妙に元気に頂上に駆け上がってくるおじさんが。


一瞬、夕暮れのエアポート・メサに元気に駆け上っていった半裸のお兄さんを思い出したが、よく見ると見覚えのあるお顔・・・セドナの情報収集に拝見してたいろんな方のブログとかに出てきた人ではないかい?

ハート型の石を持ち歩いて時々現れ、心を込めて会うひとに配ってくださるというロバートさん、通称ハートのおじさんである!

 

 

使命感に燃えて駆け寄ってくるおじさんに「あ、有名な人でしょ。お名前なんでしたっけ?」と馴れ馴れしく挨拶する獸木。
本人いわく、本土より最近は日本での方が有名らしい。
「ヒーラーでもあるんですって?」と噂を確認すると、
「誰もがそうなんだよ。自分の中にある純粋な心と愛にアクセスすれば、どんなことでも可能なんだ」
と、愛に満ちたお答え。

 

 

セドナの愛と祝福の詰まったハートを頂戴し、いつもボランティアで写真係をやってる時の癖で「お写真いいすか」とおねだりしたら、たまたまそばにいたアメリカ人レディが「一緒に並んでるとこ撮ってあげようか?」と申し出てくださり、思いがけなくツーショット(上の写真)まで撮っていただくことができた。

 

 

 

そしてそこにいる人みんなにハートを配ったロバートさん、ウォーリアの岩のてっぺんに登り、愛とか平和とかそれぞれにテーマのある曲をフルートで5曲くらい演奏してくださった。

 

 

フルート演奏中は、アダムを含む3人くらいの勇気と体力に満ちた人もウォーリア頂上にチャレンジ!


獸木から見ると
「いや無理です、トム・クルーズとかじゃないですから」
と思える岩だが、人によってはものの数秒でスイスイ登ってしまう。


チャレンジする人たちを励ましたり、降り方を教えてあげたりしながら、みんなと和気あいあいと過ごし、30分ほどで風のように下山してゆくロバート

 

 

ありがとう、ロバートさん。
さようなら・・・

 

 

しかし、登って来る人にも丁寧にハートをあげて途中でいちいち引っかかるので、あとから下山したアダムと獸木に時々追いつかれてしまい、しつこくふたりにハグされたりするロバート

 

そういえば結局何で生計を立ててる方なのか聞き出しそこねたけど(探ってどうする?)、ほんとに毎日みんなのためにご苦労様です。

 

 

ちなみに、ロバートさんは女性のみにハートくださるという噂だったけど、男の人にも平等にあげてて、アダムは2個ももらったというから、ひとりできた男子には2個あげて、一個は彼女にあげたまえ、みたいな感じなのかも。

 

 


本当にありがとう、ロバート、そしてアダム。


お礼できませんでしたが、きっとペイフォワードしますので!

アダムに助けていただいたのも本当にラッキーだったが、いろんな方のブログでロバートさんに会えるのはとってもラッキーなことだと拝見していた獸木。


後日ボイントン・キャニオンでのラッキー体験をSNSでシェアしたところ、知り合いの中でセドナに行った全ての人約2名「ロバートさん、私も会った!!」とコメをくれた。


みんな会ってんじゃん!

誰でも会えるんじゃん!!


まあ獸木の周囲にラッキーな人が固まってる可能性も捨てきれないが・・・

 

 

でもそんなことはどうでもいいの・・・
「この方に会えてほんとにラッキー」
みんなが心から嬉しくなるような素敵な方なのです。
そんな人になることを目指そうね

 

 


人の優しさに触れる素敵な体験をして、突如現在獸木の周りにいる素敵な人々を思い出した獸木。明日はみんなにお土産を買いに行こうと決意!

でもって次回ブログは旅行記番外編で、そんな素敵で・・・
「この方に会えてほんとにラッキー」と思えるような
すごい人たちを思い切って紹介してしまおうかなと思う。

 

 

乞うご期待!!

 

 

 

あ、ボイントンの美しい風景も載せとくねー