セドナ旅行記4/セドナで気分はカウボーイ | 獸木野生Official

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Blog by graphic novelist / Movie maker Maxine-Yeasty Kemonogi.
漫画家・映画監督獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、映画AppleEyeシリーズ。
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。

 

 

 

さて、いきなりセドナに体当たり的な初日だったが、二日目はご安心ください。

エアポート・メサで迷って、とっぷり日も暮れてヘロヘロでホテルへ帰った後、平和な明日にすることを誓って予約したアクティビティ

 

それは・・・

 

乗馬!!

 

実は旅先の条件として、どこであろうと乗馬ができるところにしようと決めていた獸木。
そう、セドナを選んだ理由の一つが「乗馬ができる」ということだったんだね。

乗馬目当てでセドナに行く人はあまりいそうにないが、前回ケアンズで乗馬をした時は実質的に初体験で馬に乗っているのがやっとだったこともあり、イマイチ不完全燃焼だったので、これは外せない条件だったのだ。

 


とってもカジュアルないでたちの、最近ヴィンスと表記するのが一般的なのに獸木がなぜか未だに旧表記を使っているビンス君がホテルにピックアップに来てくれたので、
「君お迎えのドライバーなの?」と聞くと
「僕がガイドも全部やるよ。今日お客さん君一人だから。」


 

前日電話した時応対してくれたお姉さんが、

「明日になってガイドに聞かないと受けられるかどうかわからない。ホテルの送迎もできないかも」と言ってたので、「いや送迎だけはよろしくお願いします」と粘りつつ、なんでやねんと思っていたが、そういう事情だったのだ。

 

貸切・・・

 

ていうか最少催行人数とかあるよね?
すいませんね、わざわざ一人だけのために・・・

 

 

なんでもビンス君によると、ほんの一週間くらいまでは大にぎわいだったが、今週に入った途端シーズンが去った(セドナのトップシーズンは春から10月くらいまでで、獸木が行ったのは10月の終わり)らしい。

 

 

 

車でしばらく行って、ページ・スプリングというところのダンシング・アパッチ・ランチ(!)に到着し、本日の大切なパートナーに紹介される

 

 

ベルちゃん

 

でかい!!!!かわいい!!!

 

 

ケアンズで乗馬した時は安全を考慮していただいたらしく、かなり小さめのお馬だったので胸が踊る。

 

 

じゃーん!!!

 

乗った瞬間に、もう他人のような気がしないベルちゃん。
獸木の愛犬ハリーそっくりな空気読む系のお利口さんである。

 

 

結構勾配のある道のりなので。馬って山登れるんだっけ?と驚いたが、ベルちゃんたちは昔々からアリゾナのデコボコした岩山を歩いている特殊な馬らしい。

前は乗馬中自分で水を飲むのもままならなかったが、今回は乗馬しながらビンスと世間話したり写真撮ったりできるくらいの余裕。

 

 

 

雲がきれいだ〜〜

 

 

 

 

これは大きな鷲が一人で住んでいるという岩山

 

 

 

周りの景色に見とれていると、なんと前方を二匹の鹿が駆け抜けてゆく!
(写真はありません)


ビンスによると、発情期の追っかけっこらしい。多分30メートルくらい前方だったと思うが、障害物がほとんどない開けた場所だったので、目の前を疾走していったような強烈な印象で大感動!

 

ありがとう、ベルちゃん、ビンス。

 

ちなみにこのあたりにはマウンテンライオン(ピューマとかクーガーとも呼ばれるあのひと) もいて、ビンスは二回くらい目撃してるそうだ。

 

斜面を登ったり降りたりして一時間半。

おうちに帰りついてお水を飲むベルちゃん。

 

 

 

お名前を失念したビンスの乗ってたお馬も。

 

 

 

ランチにいた他の馬たちもとっても人懐っこい。

 

 

 

お顔だけが白塗り模様のお馬さん

 

 

 

 

PALM「蜘蛛の文様」でジェームスの友達だった馬と同じ模様の彼にも会えたよ!

 

右下の小さいコマにいるお馬がそうだ

 

「蜘蛛の文様」の舞台はテキサス州だから、アリゾナとはマアマア近い。青い鳥といい、動物層?も一緒なんだね。

 

 

 

 

どういうところかよく知らない時は勝手に水と緑の熱帯雨林を想像してたセドナ。
イメージとは違ったけど、砂漠っぽくて土が赤いとことか、以前獸木が4年くらい住んでたオーストラリアに似てるし、ワイルド・ウエストな感じになんだか血が騒ぐ。

 

 

 

 

 

こうしてセドナ二日目はお馬と戯れ、のんびりまったり過ごした獸木。


しかし三日目の明日はいよいよレンタカーを借りる予定で、

しかもなんと・・・・

 

 

運転は16年ぶり!!

 

 

そう、獸木は以前オーストラリアで生活するために免許を取って、滞在中は必要に迫られて毎日運転してたのだが、考えたら日本では運転の練習をしただけだったので一人で運転したことすら一度もなく、当然のように帰国後はハンドルに触りもしないで生きてきたのだった。

 

ナビを使ったこともなく、ピピッという音だけで車のライトが点滅しドアも開けられるあの得体の知れない装置にも触ったことがない獸木。


しかも当時のオーストラリアは中古車に乗るのが当たり前の社会だったので、一番最初の車はパワーステアリングもなく、窓はハンドルをグルグルやって上げ下げするやつで、チョークとかいう聞いたことないものまでついていたという・・・

 

何よりスカイダイビングより緊張し、オーストラリアのアダルトスクールで一度体験したセスナの操縦の方が対向車がないだけマシと思ってしまうほど運転は苦手中の苦手。

 

 

 

その夜・・・

ホテルの部屋で意を決して受話器を取り、レンタカー会社に電話をかける獸木。


「この度はエンタープライズにお電話いただきありがとうございます。ご予約の方は1を押してください。」

 


・・・おいおい、音声案内かい!

 


せっかく意を決したのに、係りの人に繋がるまでに迷いが生じるじゃろ。

 

 

 

大丈夫なのか、獸木?!
続きは次回へ!!