パッソーラ【オートチョークから手動チョークへ】 | Room999

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久しぶりにパッソーラネタでも^^;
 
負圧コックが壊れ交換を余儀なくされたが、純正は製廃で入手できず市販の負圧コックを代用できないか?という質問を頂きました。
 
市販の負圧コックというとこんな感じのモノですね?
ガソリンのINとOUT。あとキャブからの負圧を繋げるパイプが1本。
 
ではここで、パッソーラの負圧の配管を見てみると…
キャブからの負圧は、まず負圧コックへ入ります。負圧が発生している間ガソリンを送り込みます。また負圧コックには負圧を経由させるパイプがあり、このパイプからシリンダーヘッドにある「B.V.Sバルブ」へ負圧を渡します。このバルブはヘッドが暖まると開き、冷えると閉じるバルブでバイメタルでできています。
次にB.V.Sバルブからキャブのチョークへ負圧を渡し、チョークをコントロールしています。チョークは負圧が掛かっている状態がOFF(走行状態)で、負圧がかかっていない状態がON(暖機中)になります。これが厄介ですね。キャブのチョークホースが抜けたり穴が開いたらチョークがON状態となってしまい走りませんよ^^;
 
まぁ当時の原チャリとしては高度な技?を使ってオートチョークを実現していますが、負圧コック内の経年劣化でダイヤフラムが破損するとオートチョークは機能しなくなりエンジンが始動しない状態になります。
 
話しは長くなりましたが、市販の負圧コックを代用してオートチョークは無理なので、せめて手動でいいからチョーク機能を動かしたいというのが今回のネタです。
 
用意するモノは「負圧コックA」
 
それと熱帯魚の水槽用の「二方路エアバルブ」
ホームセンターの熱帯魚コーナーに売ってますね(笑)
負圧ホース径は4~5φくらいでしたっけ?自信ないなw
じゃ~まずは下図の通り、純正の負圧コックは撤去して新しいコックを付けて、B.V.Sバルブはそのままでホースだけ抜きましょう♪

 

そして「二方路エアバルブ」を外から操作できる場所に適宜固定して下さい。

そして下図の様に配管します。青色:負圧、赤色:ガソリン

 

図中に書いてある通り、ガソリン経路側のバルブは常時開(負圧ON)。

冷えたエンジンを掛ける時は、チョーク経路側のバルブを閉(負圧OFF=大気圧)。→アイドリング上がる。

エンジンが暖まって走る時は、チョーク経路側のバルブを開(負圧ON)。→アイドリング下がる。

 

使いづらいのはわかりますが、これで手動チョークでの始動/走行ができると思います。

うまくいったらコメントください^^;

では~♪