今年のコースはヒジョーにシンプル
阿武隈川に沿って5km行って5km戻ってくる。ただそれだけ
そのままのスピードで走りとおせないことは百も承知で、スタート直後は集団の流れに合わせます。
1km…4’35”
案の定この段階でゼーハーしだしますが、もうちょっとだけこのペースで行ってみよう…と思った矢先
おーまいがっ…ひもがほどけました
このシューズでレース中にひもがほどけたのは初めてで、ちょっと動揺
「あーどうしよう、このまま行けないこともない気がするけど…。」
その時、後方から追い上げてきたマコガレイさん、「ルミナスさん、右のひもがほどけてますよ。」と教えてくれました。
「ほどけてるのは分かってるんですどうしようかちょっと迷ってて…。」
親切に教えてくれたのに、動揺していたためかなんだか逆ギレしたみたいな言い方に
そんなつもりではありませんでしたが、「アレなんだか言い方がおかしかったな~」と反省しながら前へ。
2km…4’35”
このままでは走りに集中できないし、それより何より周りに迷惑だな、ということで頃合いを見計らって歩道に入り、結びなおします。
じつは骨折の後遺症で、走っていても左手の薬指と小指が固まる感じで違和感アリアリ、ひもを結ぶのにも必要以上に手間取ります
すると、そのタイミングでランパンダを履いた女性が追い抜いていくのが目にとまりました
「あ媛林檎さんだ
」
追い付ける範囲だったので、せっかくだからと背後から声をかけます。
「媛林檎さん間に合ったんですね
頑張りましょう
少し後ろから行きますね。」
シューズを忘れて一回戻った、ということをRiceさんから聞いていたので、そんな風に声をかけました。
「おはようございます。ルミナスさんも頑張って」
病み上がり…というか、体調不良まっただ中という感じの媛林檎さん、いつもより覇気がないとはいえ、そのペースにはついて行けそうもないので背中を見送りました。
ひもを結びなおすタイムロスがあったものの、そのタイミングで媛林檎さんを見つけ追いかけたため、思ったよりはタイムは落ち込まず…。
3km…4’59”
この辺から意識的にペースを少し落とし、かつキロ5分だけは越えないことを目標に走ります。今回はたぶんそれが精一杯。
10kmのレースの時は、出だしは抑えすぎず周りに合わせ、途中からやや速度を落として呼吸を整えつつ高速安定巡行、ラストに上げて出し切る、というのが私の定番の走り方(低い次元での話)
そんな定番の走り方を意識しながら今回も進みます。
4km……4’56”
やがて折り返し地点が近づくと…
素晴らしい走りのRiceさん、お互い手を挙げてエール交換
続いて媛林檎さんの姿。
マコガレイさんの姿は…残念、見つけきれませんでした
自分が折り返してから冷や中さんを発見するも、タイミング的に声をかけられず…
5km…4’56”
去年より長くなった直線部分、否が応にもメンタルをむしばんで行きますがなんとかかんとか粘り…
6km…4’55”
7km…4’59”
亘理大橋の立体交差付近のカーブとアップダウンで少しばかりペースダウン、ついに5分オーバー
8km…5’03”
この辺で、ずっと先を走っていると思っていた媛林檎さんの姿が見えました。
やはり本調子ではないんですね~、こちらも上げ切れてはいませんが、だんだん背中が近づいてきました。
9km…5’00”
ラストのかさ上げ道路を上った辺りでついに追い付き、ちょっと迷いましたがそのまま追い越しました。
ようやくゴールが近づいたその時…こみ上げてくるものが
それが感動の涙、だったらいいのですが、込みあがってきたのは胃の方から
10kmをガチで走るとたいていこうなります。
PBと比べると5分近くも遅いですが、この症状が出たということは、今持てる力を全て出し切った…ということにしよう、そうしよう。
10km…4’44”
そんな紆余曲折を経てのこのタイムです
↑
心拍数はこんな感じ(これでもまだ甘いのかな)。
ゴール後のご褒美 はらこ飯~
私だけなぜか超大盛の豚汁
↑
よっぽどひもじそうな顔をしてたんでしょうか。ピントも合わない。
Riceさんから食後のデザートを頂きました
あっ
走り終わったら胃はすぐに復活するので、余裕で食べられますのよ
地元亘理の大会がこんな風に盛大に開催され、皆さんが笑顔で帰って行かれるのが何より嬉しいです
ご一緒してくださった皆さん、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました~