信夫山(しのぶやま)にまつわるエトセトラ | お気楽市民ランナーの! ネコとマラソンと食事♪…ときどき温泉

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福島市中心部にそびえる信夫山山②

 

盆地の中央にポツンと立つ里山は全国でも珍しいそうです珍

 

 

この信夫山は『福島』の県名の由来となった山といわれていますが、いくつかの説があるようで…。

 

「豊臣秀吉の家臣であった木村吉清(よしきよ)が居城を福島市南西部の高台にある大森城から杉目城に移す際、福島盆地を見下ろした。

すると、風が吹く霧がかった盆地の中心にある信夫山が、まるで島が浮かんでいるように見えた。そこから風が吹く島、吹島と呼び、「吹」を縁起のいい「福」の文字に変え、杉目城も福島城に名称を変えたという。」

 

という説。

 

また、「信夫伊達風土記」によると…。

 

「信夫郡は昔、見渡す限りの湖で、真ん中に信夫山があった。この山には吾妻(あづま)おろしが吹きつけていたため、吹島(ふくしま)と呼ばれるようになった。
その後、長い歳月を経て、湖が干上がり陸地ができ、次々と集落が生まれた。吹島は風が吹きつけることをきらって、吹を福とし、福島と呼ぶようになった。」

 

と表現されています。

 

実際、信夫山の形成過程を紐解いてみると…下矢印

 

 

約2300万年前くらいまでは福島一帯は海の底海底

 

1000万年前くらいに地底が隆起し、奥羽山脈が形成され始めます。

 

約500万年前に福島は陸化し、火山活動が盛んになりました。

 

その後盆地周縁部に断層ができ陥没し始めますが、マグマの影響で硬くなっていた信夫山は「残丘」として盆地の真ん中に取り残されました。

 

そんなふうにして出来上がった現在の信夫山。

 

 

映画『となりのトトロ』のオープニングテーマ『さんぽ』のモデルとなった山でもあります大トトロ

 

というのも、作詞を手がけた中川李枝子さん。

 

札幌市出身ですが、幼少期を福島市で過ごし、この信夫山や阿武隈川界隈で友達と遊んだ思い出があり…。

 

宮崎駿監督からの「映画を離れても子どもたちが口ずさめる歌を」という注文を反映して、「歩こう♪歩こう♪わたしは元気」というあの歌ができたといいます。

 

「さんぽ」のほか、「すすわたり」「おかあさん」「まいご」「ねこバス」などの劇中歌の作詞も中川さんが手がけています。

 

中川さんは、絵本「ぐりとぐら」の作者としても有名なんですよね~。

 

(ね~、あめぢすとさん口笛

 

とこんな風に書いてきましたが、信夫山のトンネルを通ったことは何回かあるものの、上まで登ったことはまだありません。

 

烏ヶ崎に立って福島を一望してみた~い爆  笑