いわき市の観光物産センター『いわき・ら・ミュウ』から『アクアマリンふくしま』にかけてのエリアはとりわけ景色もよく、沿道からの応援も盛んなスポット。
雨がパラついてきたせいもあってか、例年よりは若干応援の人垣が薄かったような気もしますが、それでも熱い声援に後押しされて気持ちよく走ることができます。
この辺りはオールスポーツさんのカメラマンが絶好のアングルで待ち構えてくれているのですが、今年は…いや今年も余裕がなかったのでポーズをとったりすることはできませんでした。
ありのままの姿が写っていることと思います
にぎやかな観光スポットを抜けるといよいよ正念場、工業団地のエリアを走ることになります。
雨も降りだし、次第に体が冷えてきました。
時折攣りそうになる足に悩まされながらたどり着いた29kmのエイド。
スポーツドリンクや一口チョコなどをほおばったのち、トイレによることにしました
最後まで我慢できなくはない感じでしたが、これでとりあえず一安心。走りに専念できます。
31kmくらいから始まる長ーい登り坂。
気も滅入りがちですが、ここでとある方を発見
南相馬市の『野馬追の里健康マラソン』で何度か見かけたことのある、川口市の消防士さんです
あいかわらず沿道からの声援に元気に応えながら走っています。
『たのもしい~』
その姿に元気をもらったので、自分も頑張らねばと発奮して坂を走ります。
なんとかかんとか登り切り、34kmすぎの第2折り返し地点を無事通過
35kmのエイドにはあたたかいものが待っています
いくら『東北の湘南』と言われるいわきでも2月はやっぱり寒い
暖かいものがありがたいです。
具だくさんのうどんです。
ちょうどお腹もすいてきた時間帯だし、体もあったまったし、ホントありがたいサービスです。
食べ終わって、『さあ最後のひと踏ん張り、いっちょ頑張りますか~』
と走りだそうとした矢先、私の顔を覗きこんで見ている見知らぬお方。
『誰だっけかな~』
思い当たるふしがありませんでしたが、その方のTシャツを見てすぐ分かりました。
Aki-Runmatesの方です。
実はこの日私もAki-RunmatesのTシャツを着て走っていたので声をかけてくれたのです。
『頑張ってくださーい』
私もすかさず『頑張ってくださ~い』
思いがけずパワーを頂きました
それともう1つ。
この付近にはテーブルの上に『エアーサロンパス』が20本くらい置いてあるエイドもあるんです。
ちょっと珍しいですよね(写真撮っておけばよかった)
せっかくなので私も拝借しまして足をリフレッシュします。
その後、ものの見事にビルドダウンしたペースながらも立ち止まることなく走り続けます。
この辺から計算が始まります。
目標に掲げた4時間47分(このコースでのベスト)を切るためには…
1kmあたり7分30秒くらいで進み続ければなんとか達成できる。
ただし少しでも歩いてしまうとたちまち厳しくなる。
時折、波のように寄せては返す足の攣り。
ごくごくゆる~い設定のつもりでしたが、今となっては細~いロープの上での綱渡り状態
歩いてしまいたい、という誘惑。
この辺りでは周りでも歩き始めている人はたくさんいます。
この4時間47分という目標設定がなければ間違いなく私も歩いてしまっていたことでしょう
こらえにこらえてようやく見えたゴールゲート
カメラマンがいるのはじゅうじゅう承知しておりますが、応える余裕は皆無のままヘロヘロ~とゴールラインを通過
4時間45分29秒 ネットタイムは4時間44分00秒で、このコースの自己ベストをかすかに更新しました~
レベルの低い話ですが、それでもとりあえず嬉しいです
ただ、東京や大阪の時のように足が攣ることなく楽しい気分のまま走り続けられなかったはちょっぴり残念。
いわきはいっつもこんな感じの展開になってしまうんですよね~
やっぱり練習不足がものを言う(←表現の使い方が変)
ゴール後はフラガールからレイをかけてもらい、カジキつみれ汁を頂きに…
しかし、ゴール後雨足が強くなり、体も一段と冷えてきました。
つみれ汁の列に並ぶも混みすぎて行列は進まず、寒さに耐えきれなくなってきたので途中で断念。
泣く泣く列を離れ、帰宅の途につくこととしました。
あとでいただくこととします。
思い入れが深く、大好きな大会『いわきサンシャインマラソン』。
来年こそは苦しまずに楽しく走り切りたい、と胸に誓う今年の走りでした。
秋に開催される大会だとなお一層良いような気がするんだけどなぁ~…ワガママ