「座席交代」 PALETTI ~1980年代~  | BI・CI・CLASSICAのブログ

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BI CI CLASSICA~ イタリア語で「旧い自転車」を意味する。
旧き良きヴィンテージ・ロードの世界観をイタリア人オーナー
VELATIの思想、言葉を通して伝えていきます。

 

 

あれ、チネリが変色してる!!!

 

と思ったら。

 

 

PALETTIさんに座席交代しておりました。

 

 

1980年代中頃 ・・・ サイズ: 510㎜ (C-C)

 

最近、生まれて初めてスマホを手にしたジジが

 

作業中にパシャパシャ撮ってくれるので

 

「このフレームのココ見て!!」

 

ってとこをダイレクトにお届けできるようになりました(笑)

 

助かるわ~~(笑)

 

今回のPALETTI、80年代中頃らしいスタイルでコンポはCレコの初期型。
 

初期型はリアディレイラのカンパマークが刻印なのが良いところ。

 

 

 

 

イカ(デルタ)ブレーキもスマートッ
 

そしてこちらもまたまた面白いものついてます。

 

 

PALETTIのオリジナル金具。

 

PALETTIさんのお客さんに金物加工をしている人がいたらしく

 

もれなくこの年代のPALETTIフレームにはこういったオリジナル加工されたパーツが付いているのが面白いところ。

 

こーんな感じで。

 

 

 

 

 

スライドしてフロントディレイラ付けて横からビスで固定するタイプ。

 

こんなしなくてもいいことやっちゃうところに自転車への愛を感じずにはいられない。

 

しかもBB周りも刻印オンパレード!

 

 

あれ、全体のコンポはCレコなのにFディレイラはSレコなの??

 

その心は!

「このオリジナル金具にはSレコしか取付できないから」

 

ガッテンなるほどです。

 

この加工で思いだしたのは5年前、ジジがパレッティのさんのところへ訪れた時の事。

 

こんなフレームを見たのを思い出しました。

 

 

ウチではとても扱えないようなTTバイク!

 

これがですよ。

 

もはやオリジナル金物加工なんて話じゃないことになっちゃってるんですよ。

 

 

この写真では気付きそうで気付かない…!?

 

 

あるはずのものがないーー!

 

後ろも

 

(ブレブレですが…)

 

ないない。

あるはずのものが!

 

ここまでするか。のブレーキ内蔵型フレーム!

 

ブリッジのとこにブレーキが無いということは

 

 

BBの裏ではこういうことになっちゃているということ。

 

変態的加工!!

 

鉄フレームにこんなことできるのね!?

 

って私的には目ん玉飛び出たフレームでした。

 

しかもステムもオリジナル。

 

 

 

COLUMBUSデカールかと思いきや、パイプまでオリジナルで特注の証であるデカールがあったり。

 

 

もうどこまでするのさ。パレッティさん。

 

そして一番ツッコミたいところは

 

全体的に写真ブレてるとこ( ゚Д゚)

 

これはジジにクレームしてくださいな(;´・ω・)笑

 

もう、この時代はパレッティさんの溢れ出るエネルギーがギシギシとフレームに込められていて

 

めちゃくちゃ元気な時代だったんだろな~って伝わってきます。

 

そしてジジもこのエネルギー溢れるフレームたちが大好きです。

 

これってば、ビチクラシカにPALETTIフレームがたくさんある理由なのかなと。

 

無意識に引き寄せられるフレームを手元に置いたら多かったってだけなんですけど。

 

目をつむっていても惹かれるものは惹かれるし

 

ワクワクするものは伝えたくなる。

 

そんな一台が新たに仲間入りした日!

 

バーテープ巻く手前で完成です♪