私には首に引っかかれたような三本の傷が昔からあった。
それを知ってるって事は…本当にお兄ちゃん…なんだ。
もう……一人じゃないんだ
?:へぇ~そんなことが本当にあるんだ
その声は…冷たくて聞くだけで体が動かなくなるような。
広臣の声。
隆:聞いてたのかよ
臣:お前が俺を見るなりどっか行ったからおかしいと思って来たんだよ、面白い事聞けたけどな笑
隆:聞いてたんだったら話が早い。○○と別れろ
臣:いくら隆二の言うことでもそれは聞けねぇよ
隆:俺の妹傷つけんじゃねぇ!
臣:○○が俺の隣にいる事を望んでるんだよ
隆:は?どうゆう事だよ
臣:○○言ってやれよ
○:ぇ………っ
すると、にやにや怪しい笑みを浮かべながら私の後ろに回り込んで包丁をお腹に当てた。
臣:ほら…教えてやれよ
耳を舐めるその舌は生暖かくて。
○:わ…たし……
もう二度と私は広臣から逃げる事は出来ない。
助けを求めたくても、求められない。
でも…助けてくれようとした人がいてくれただけでよかった。
ごめんね、お兄ちゃん…隆二さん。
○:広臣との…子供がいるの
隆:え…
臣:だからこいつは俺から離れらんねぇの
隆:ふざけんな!
臣:それはこっちのセリフだよ、じゃあな
隆:は?
玄関から知らない人が沢山入ってきて、隆二はその人達に連れていかれた。
ほら…私は人と関わってはいけない。
関わった人が皆私の前からいなくなってしまうから。
私には広臣しかいない。
広臣の隣にいたくないのに、どこかに行きたいのに、どこにも行けず…誰も助けてくれない。一人ぼっち。
臣:どこにも寄らず帰ってこいよ
○:うん
臣:あいつといたら…わかってんだろうな
○:わか…ってる
臣:ならいい……
○:っぁあ!!
ゴンッという鈍い音が鳴る。
何が起こった?
なんで…広臣は私のお腹を殴ったの?
ここには広臣の赤ちゃんがいるんだよ?
臣:子供ができたら俺も困るわ
○:え……
そう言って何回か私のお腹を蹴ったり殴ったりした。
これに…慣れなきゃいけないんだ。
学校に着くと皆私を蔑むような目で見てきたた。
"あの子、NIGHTSの頭と付き合ってるらしいよ"
"関わらない方がいいよね"
そんな声が聞こえた。
ばれるのは時間の問題だと思ってた。
それが、こんな早くにバレるとは思ってなかったけど…これで誰も傷つかなくてすむ
☆:○○…ごめん
○:ん?
☆:私…○○と友達になれない……じゃあね
そう言ってグループの女子の中に消えた
分かっていた事だけどあからさまにやられるのは…全く平気なわけなかった。
?:あ!○○おはよ。昨日…ごめん
○:剛典…大丈夫だから
今来たばっかの剛典が後ろから話しかけてきた。一番関わってはいけない人。
女:岩田くん!その子と話さない方がいいよ!
剛:なんで?
女:その子の彼氏NIGHTSの頭なんだって、関わったら……
剛:だからなに?○○は関係なくね?
女:え?
剛:べつに○○の彼氏が誰だって○○を無視する理由になんねぇよ
女:でも…
剛:じゃあ、××ちゃん達俺に関わらないでね?
女:え!岩田くんは……
剛:俺、ソウルネイムの総長だし
女:…あの高校生総長って…
剛:あぁ、俺だよ
にこやかに笑いながら女子の元へ向かう。
その後ろ姿はかっこよくて…
…ゴンッ
女:きゃっ!
その女子の横の壁を殴った。