医:○○さん?
意識が遠くなっていく…直ちゃん大好きだよ
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直:え…それ本当?
臣:はい、本当です
俺はメンバーから記憶がない間○○の彼氏として過ごしていたことを聞いた。
多分、いつも○○のことが頭から離れなくて事故ったからその思いが強かったんだろう。
なんで、せっかく付き合ってたのにその事を忘れてしまったんだろう。
剛:なお…とさん!!!
直:がんちゃんそんな急いでどうしたの?
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○○は原因が今でも解明されていない病気らしい。
一気に死に至るわけではない。
徐々に体を蝕んでいき、最終的に死に至る病気。
その事をがんちゃんから聞いた。
今、呼吸をしているのが精一杯。
いつ死に至ってもおかしくない状態。
まだ聞きたいことが、やりたい事がたくさんあった。
もし、病気が原因で別れたなら
気にしないでいい。俺と一緒に戦おう。
と。
そして、子供も欲しいし○○の花嫁姿もみたい。
一緒にいろんなところ行って…
顔を見て話したいことがたくさんあるんだ。
でも、目の前に映る君は…
以前よりもやせ細った体。色々な機械を取り付けられていて、昔の元気な笑顔を向けられるような状態じゃなかった。
直:○……○?
すると、薄く目を開けて驚いたような表情をする君
○:な……んで…
直:がんちゃんから聞いた。
病気が原因で別れたの?
こくんと頷く彼女。
きっと、一人で辛かっただろう。
一緒に戦ってあげたい。
けど、きっと君に残さた時間は限りなく少ない時間なんだろう。
直:迎えに……行くから
○:え……?
直:絶対に迎えに行くから。待ってて?
すると、涙を流しそっと微笑んだ。
その顔はあまりにも綺麗で…
○:な…ぉ…
直:ん?
○:……わら……て…?
君は昔から、直ちゃんの笑った顔が大好き。
そう言っていた。
でも、こんな時に笑うなんて……
直:○○大好きだよ
そう言って笑顔で君の髪を撫でた。
これが、君の一番好きなことだったから。
きっと、笑えてなんていないだろう。
でも、それでも君が笑ってと言うから。
すると、君は安心したかのように
ピーピー……………………
○○の呼吸が止まったとき、俺の意識が飛んだ。
?:なお…とさん
目が覚めるとそこはいつか見たような真っ白な天井。
直:ぅ……っこ…こ
剛:直人さん大丈夫ですか?!
直:……お前ら誰?
隆:…え?
直:なんてな笑三ヶ月前と同じだな
俺は全ての記憶を取り戻した。
剛:昨日…○○が……亡くなりました…
不思議と涙は溢れなかった。
なぜなら、迎に行くと約束したから。
永遠の別れじゃない。
すこし、遠距離恋愛をしてるだけなんだ。
だから、俺は君が寂しくならないように笑顔で踊り続けるから。
これは神様が与えてくれた最後の贈り物。
彼女の病気が治ってその後も幸せになった。なんて奇跡は起こらなかったし、起こるはずがなかった。
でも、俺にもう一度取り戻したいと思うような相手を与えてくれたこと。
そして、もう一度取り戻しあの笑顔をみれたこと。
俺にとっての奇跡はそれで十分だ。
another story
…カラン
?:よし。○○、直人さんは全て思い出したからね。
君が居なくなってからもう一年がたつ。
一年たった今でも直人さんは○○のことを思い出しては悲しそうな顔をする。
君にとって直人さんが大切だったのと同じように、直人さんにとっても君は大切だったんだね。
やっぱり君の言う通り直人さんは前に進んでないよ。ずっと一年前にとどまっている。
だから、君が言った言葉伝えるよ。
このタイミングで渡すのに文句はないよね?
直人…元気にしてる?
……。
今までありがとう。