私には夢がある。
歌手になること。
アイドルではなくアーティスト。
いつでも初心の心を忘れず、自分の声で誰かを感動させたい。
気持ちは誰よりも強いのに、その為の度胸と技術はそこらへんのひとに負けてしまうだろう。
もしかしたら…いや歌手になるという覚悟がないのかもしれない。
だから私は夜の公園で歌を口ずさむだけ。
好きな歌を軽く歌う。
自分の歌に自信はあまりないが、誰かにきかせたいそう思っていた。
?:歌…好きなの?
そう声をかけたのは私の人生を変えた人。
時に夢は、現実になる。
その覚悟と仲間を信じる気持ちがあれば。
歌を歌うこと。
それは私の中で失ってはいけないもの。
もし、声が出なくなったら…考えるだけで眠れなくなる。
私はまだ学生。
夢も希望もある。
そんなのは嘘。大体は公務員になって、給料、自分にあってるかそんな職業を探し大学に行く。
歌手、アイドル、芸能人になるなんて笑われの的。
わかっていたから、あくまでも私の夢は保育士さん。
もちろん、子供は好きだし関わりたいしなによりいろんな子供を幸せにしたい。
でも、一番は歌手になりたかった。
大好きなアーティストと肩を並べるくらい上手くなって、同じステージに立ちたい。
でも、うまくないし…と逃げるのはもう嫌だ。
私には居場所がない。
学校にも家にも。
学校では周りの顔を伺って無理して笑う。
家でも誰かの顔色伺って行動を制限して、それでも嫌味を言われたり毎日出てけと言われる。
きっと、無断で帰らなかったりしたら"心配したのよ!"って怒るくせに。
どこにも居場所のない私は歌でしか気持ちを伝えられない。
○:はぁ…歌…仕事にしたいな
今日もいつもの公園に向かう。
" 瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も
そうでありたい"
?:いい歌…歌うね
○:え?
?:歌…好きなの?
○:はい。
?:俺、後ろで聞いてるからもう少し歌ってくれない?
後ろから声がして、振り向こうとすると
"後ろは向かないで"
そう聞こえてよくわからないけど、歌を歌った。
?:君さ、歌…仕事にしたいと思わない?
○:仕事にしたいですよ。自分の声で誰かを幸せにしたり勇気を与えたりしたいんです
?:俺の会社で働かない?
姿も見えない人。
それでも、夢を叶えたい。
その優しい声についていきたくなった。
○:なんて言う会社なんですか?
?:改めてまして…
そう言うと目の前に現れた人は、よくテレビで見る…
?:LDHの社長のHIROです。
○:あ、EXILEさんの…
H:はい。もしよければ明日事務所で話し聞いてもらえませんか?
○:あ…はい…
そう言うと名刺を渡して立ち去っていった。
つぎの日
名刺に書いてあった事務所に向かう。
事務所につくもとても大きくて思わず立ち止まってしまう
あの人は本当にEXILEのHIROさんだったのだろうか。
騙されていたら…
いや、それでもいい。自分の歌を聞いてもらえるなら。
?:もしかして…HIROさんに呼ばれた子?
後ろから声が聞こえた。
○:はい、えっと……直人さんですか?
直:俺の事知ってるの?
○:はい、一応LDHさんについて少し調べたので…
直:じゃあ、改めましてEXILE兼三代目J soul brothersのリーダー片岡直人です。
○:高校2年、××○○です。
直:あ、社長室まで案内するよ!
そう言って会社の中に入った。
中はとても綺麗で見たことあるような人のポスターたくさん貼ってあった。
直:はい!ここが社長室だよ
○:ありがとうございます!
直:がんばってね
○:直人さんも頑張って下さい!