コンコン…
?:はい、どうぞ
○:あの…昨日の
H:あ!昨日の子ね!名前聞いてなかったな
○:申し遅れました。××○○です
H:今日は時間ある?
○:はい、特に予定はないので
H:ならよかった。いきなりで悪いんだけど、歌を聞かせてくれないかな?
○:歌…ですか
H:そう。昨日聞いただけでもいいものだってわかったんだけど、また聞きたくて笑
○:全然…大丈夫です
すると、レコーディングスタジオらしいところに連れていかれて目の前にはマイクがあった。
部屋はドアを閉じれば何も見えない落ち着く空間だった。
部屋に入るとどこかのスピーカーから
"聞こえてるかな?"
そう声が聞こえた。
○:聞こえてます!
H:じゃあ、366日歌える?
○:はい、大丈夫です
H:じゃあ、流すね
臣:HIROさんこいつ誰ですか?
H:昨日帰るときに公園で歌っててスカウトしてきた
隆:歌うの366日ですか?
H:そーそー
臣:HIROさんも意地悪ですね笑
H:ははっ、この曲相当難しいからねー
剛:こんな細い子歌えるんですかね
Hまぁ、昨日のが間違ってなきゃ相当だよ
曲が流れ始める。
目を閉じて歌詞を思い浮かべ、あの時のことを思い出す。
ピアノのメロディーが入ると涙が溢れ出しそうになり歌に思いを込める。
彼女が大好きな彼氏を失い、まだ思い続けるそんな曲。
○:すぅ…それでもいい
み:!!!!
健:HIRO…さん…あれ……なんすか
臣:……
○:怖いくらい覚えてるの貴方の匂いや仕草や全てを。おかしいでしょ?そう言って笑ってよ。別れているのに、あなたのことばかり。
隆:あいつ……泣いてないですか?
H:やっぱり、俺の目に狂いはなかったな
臣:や…べぇ…ってがんちゃん?!
そこには涙を流しただ呆然と座っているがんちゃんが。
H:がんちゃん?笑
剛:あ……な…んか…急に……
H:人の心動かすような歌を歌うでしょあの子
臣:そうですね
○:ふぁー…緊張した。
H:次さ、三代目の曲にハモリいれてほしいんだけど
○:ハモリですか?
H:そう!できそう?
○:はい、大丈夫です
するとbest friend girlが流れ始める。
三代目の曲は特別たくさん聞くわけではなかったが、この曲はとても好きで何度も聞いていた。
○:誰よりも好きなのに…
H:まじかっ笑
直:やばい
己:や…ばいっすね
エ:綺麗な声~
臣:こいつ…やばいですね
H:俺もここまでだとは思わなかったわ笑
隆:俺らと声の質もあってますよね
H:広臣、隆二。○○ちゃん、三代目のヴォーカルとして加入させようと思う。彼女はけして技術があるとは言えない。
けど、歌に対する思い。歌詞を伝えようとする気持ちは誰よりもあると思う。
聞いていて耳に残る何故か懐かしいこの声は三代目に新しいものを与えてくれると思うんだ。
そして、彼女は…きっと孤独を知っている。
誰にも愛されない孤独を。だから、人の心を動かすモノを持っているんだと思う。
臣:ほんと…すか
隆:俺は…いいと思います
H:直人、直己はどう?
己:俺はヴォーカルに任せます
直:三代目にとって新しい試みでいいと思います
H:健二郎、エリー、がんちゃんは?
健:俺は…いいと思います
エ:俺もです!
剛:おれ……もです
H:どうした?
剛:あの声…耳から離れなくて……
H:やばいな笑
○:え…っと終わりで大丈夫ですか?
H:あぁ、ごめんごめん
ガチャ
H:お疲れ様。話しあるから戻ろう
○:はい
こんなに気持ちを込めて歌えたのはいつぶりだろう。
最初の曲。
あの曲を歌った時の感覚が今でも離れない。
自分の気持ちを代弁していてくれてて彼女の苦しみ、悲しみ、辛さを、切なさ全てわかる気がする。
2曲目。
今市さんと登坂さんの声がリードしてくれてとても歌いやすかった。
自分の気持ちを伝えられない曲。
とても切ない。
そんなことを考えたら、本来はハモリなどは難しいはずだけど勝手にメロディーが、音が頭に浮かび上がった。
H:○○ちゃん。
○:あ…はい!!
H:大丈夫?笑ぼーっとしてたけど笑
○:さっき…歌った時凄い…なんていうか……気持ち込められて、ハモリも初めてだったんですけど…今市さんと登坂さんの声がリードしてくれてとても歌いやすくて…それを考えてて…
H:あぁ、ならよかった。
○:え?
H:○○。君は今日から三代目の新ヴォーカルになってもらう。
○:え……?
ガチャ……
直:○○ちゃんさっきぶり!笑
○:直人さん!さっきぶりですね笑
健:え、直人さん知り合いなんですか?
直:さっき社長室まで連れてきたのよ、ねー?
○:はい!
H:じゃあ、自己紹介して
○:え…っと…三代目のヴォーカルになりました××○○です。高2です。よろしくお願いします
直:俺は…さっきもしたけど笑EXILE兼三代目のリーダー片岡直人!
己:直人さんに同じくEXILE兼三代目のリーダー小林直己です。よろしくね
臣:ヴォーカル登坂広臣。よろしく
隆:臣冷たっ笑ヴォーカルの今市隆二です!
好きな事は歌う事と食べること!よろしくね!
エ:クレイジーボーイのエリーでーす!よろしくね!
健:パフォーマー山下健二郎や!よろしくな!
剛:パフォーマーの岩田剛典です……よろしく
直:これからよろしくね!!
○:はい!
H:じゃあ、後はメンバーで!詳しい事はまたマネージャーから聞いて
○:はい、わかりました。失礼します
己:じゃあ、楽屋に向かおうか
○:はい
楽屋までの長い道のり。
前の方では○○のことで話が盛り上がっている
隆:臣…どうしたの?
臣:あ?なんでもねぇーよ
隆:なんか○○が加入って聞いてから変だよ?
臣:納得いかねぇんだよ
隆:○○が入るのが?
臣:あぁ。確かにあいつの声は人の心を動かす事が出来ると思う。三代目に入る事で今まで出来なかったことが出来るようになる新しい三代目を見せることができるのはわかる。
でも俺は、四年間一緒にやってきたこの七人でこれからも新しい三代目を見せて行きたかった。
隆:臣ならそうゆうと思った。俺もそう思ったんだけど、あの声が抜けないんだよね。
俺らの曲にハモリ入れたのを聞いたとき、○○を含めた8人でパフォーマンスしているのが想像できたの。確かに臣の言うとおり、今までの三代目とはちがくなるとおもう。それでも、俺たちなりに歌を届ける事はできるんじゃないかな。
臣:あぁ…でも。俺は…相方は隆二だけで充分だ。七人で三代目だろ。俺たちだけでも…
隆:俺も一番の相方は臣だよ。今はまだ受け入れられなくても、まずLIVEに向けてやっていこ?
臣:あぁ…そうだな