皆様いかがお過ごしでしょうか?

(「骨盤おこしで身体が目覚める 中村考宏著 2011 春秋社より引用)

 

ストレッチでケガをしたという話を聞いた事がございますし、

 

また必ずしも身体が柔らかい方がキレのある動きができるわけではありません。

 

ストレッチとは1960年代のアメリカのスポーツ科学の論文で使われ始め、

 

1970年代に急速に広まったもので、ボブ・アンダーソンの著書「ストレッチング」が有名。

 

筋肉を引っ張って伸ばすことで筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるとする。

 

筋肉をゆっくり伸ばす静的ストレッチは可動域を広げ怪我の予防、

 

パフォーマンスアップが可能と言われていましたが、

 

近年は力の伝達ロス、不安定な関節による怪我が発生しやすくなる為、

 

運動後に行うとよいとされる。 (ウィキペディアより引用)

 

構造動作理論の中村考宏先生は、伸ばすストレッチばかりしていると

 

どんな時にでも伸ばすように入力されてしまうし、

 

運動は外転、外旋、屈曲の方向でするものが、動きを止める伸展、内転、内旋のパターンを

 

強めることになり、そのパターンでの怪我も多くなると指摘されます。

 

筋肉の出力には屈曲が必要ですが、伸ばしてしまっているためそれ以上動けず、

 

神経系の反応が鈍くなり、瞬発系の動作が鈍るそうです。

 

選手達は筋肉を伸ばせば柔らかくなり股関節がスムーズに動くようになると思っていますが

 

各関節がスムーズに動くようにするには、関節・筋肉が存分に動く

 

骨格のポジションを築かなければならないそうです。

 

骨、筋肉、関節などの器官がそれぞれの役割を果たした組織としての構造体(身体)が

 

重心の移動とともに動くことが運動でありますが、人間の運動を

 

筋肉運動と誤解した選手達はウエイトトレーニングにより筋肉を縮ませ続けますが、

 

筋肉は疲労や怪我をしやすくパフォーマンスを低下させる悪循環をつくるそうです。

 

(「骨盤おこし」で身体が目覚める  中村考宏著 2011 春秋社

 "動き"のフィジカルトレーニング  中村考宏著 2013 春秋社より引用)

(「骨盤おこし」で身体がめざめる 中村考宏著 2011 春秋社 モデル中村よし子先生)

 

例えば構造動作における股関節トレーニングとしての「股割り」は、開脚ストレッチではなく

 

「股割り」という「運動」を通して骨格バランスを整えて重心をとり、ストレッチが封じ込める

 

連動伸張反射を養い、怪我をしない、スムーズな重心移動で

 

ムダなく動ける身体を作り上げていくもので

 

見た目の柔軟性や強化は股関節がスムーズに動くことと一致しないそうです。

 

また審美スポーツなどでより美しくダイナミックに魅せるために

 

可動域以上にストレッチをする場合もありますが、

 

一般的に見た場合ストレッチには問題点があるそうです。

 

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 naoya@weekend.studio

恥ずかしながら写真は「大人のバレエ」の2年前の私ですが、

 

できるならもっと大げさに上体を反らせた方が(ついでに華奢な方が)

 

バレエらしく見える為にそういう要素も加味される(無理をする)のは十分にわかります。

 

ストレッチは運動後にリラグゼーションとして行われることが良さそうですが、

 

大人バレエ等は可動域を広げるようなハードなものではなく、

 

安全の為にここを使いますよ、ここまで動かしますよと運動不足の人に

 

信号を送っている程度なのでそう問題はないかと個人的には思いますが

 

一般的にバレエはバーレッスンから始まります。

 

骨格バランスで動きながらバレエに必要な正しい骨格ポジションを調整しつつ可動域を

 

拡げているように思われます。

 

またボディメイクとして筋肉をつける場合、日常の骨格で重力を受ける身体と筋肉で

 

負荷を受ける身体の区別をしてトレーニングする必要があるかと思われます。(余談)

 

日本のトレーニング理論が1960年代のアメリカのトレーニング理論がベースになっている中

 

中村先生が心の師に「自分の身体も治せない奴は患者を治療する資格がない!」

 

という言葉に発奮され追究し見つけ出された自然な生態の生理反応に即した

 

収縮と伸展がセットになった、鍛えて見た目がよければよしではなく、

 

日常生活や実践、怪我の予防に直結する構造動作理論による

 

骨格ポジションを伴った動トレへとベクトルが向くことを私も願っております。

 

浅薄な私が構造動作理論のアウトラインにこれまで少々触れさせて頂きましたが、

 

今後少しずつ皆様に有用な実践的なことも盛り込んでここで紹介していけたらと存じますし、

 

中村考宏先生から直に東京・大阪・名古屋のセミナーで学べます。この機会にぜひ!!

 

http://matawari.net/entry68.html

 

中村よし子先  中日文化センター講座

https://www.chunichi-culture.com/programs/program_139470.html

 

書籍を読まれる順番としては、難易度的に以下の順番がお勧めかと思われます。

 

「骨盤おこし」で身体が目覚める

http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-71387-7/

 

"動き"のフィジカルトレーニング

http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-71397-6/

 

☆私の月水金のジムでのパーソナルは現在いっぱいでして

 

その他の日に承らせて頂きます。教室メンバーさん募集中☆体験大歓迎!!

 

詳細は安藤淑子美バランスくらぶでご検索下さいませ。

 

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最後までおつきあい下さり有難うございました☆