貝とカニとの戯れ!
今週はじめ、2日続けて海へ
今回の記事、カテゴリーを「釣り」にしようか、
「食べる!」にしようか迷いましたが、海関係なので釣りにしときます。
先日、姫1号とシロギス釣りに来たとき、カニを2匹捕獲しました。
これです。
「イシガニ」というカニです。

イシガニ(石蟹・学名Charybdis japonica)は、
エビ目・カニ下目・ワタリガニ科に分類されるカニ。
食用として出荷され、地域によってはガザミなどとの混称でワタリガニと呼ばれる。
(出典:wikipedia)
それがあまりにも楽しくて、今回は姫2号を釣れ、
カニさんを探しにいきました。
秘密の釣り場へ到着すると、見覚えのある車が
あ、もっちさんだ
なんたる偶然
もっちさんもちょうど着いたばかりで、支度をしているところでした。(笑)
もっちさんは、シロギスの調査にきておりました。

今回は、もっちさんに色々教えてもらいながら、貝も獲ることに
姫2号は、しっかりライフジャケット装着。

イシガニは本当にすばしっこくて、見つけるも全然捕まえられません
僕のデカいタモ&僕の動きでは全然ダメで、
岩の間にすぐ逃げられてしまいます。
もっちさんが、「いたいたいた!!アミ、アミ!!」
とイシガニを見つけて、もっちさん自作の特製カニ獲りアミで、
シャッと捕らえました
動き早っ
アミ使いやすそっ
もっちさん:「はい、どうぞ。(^^)」
白キノコ親子:「ありがとうございます
(^^;)」
てな感じで、短時間でなんと3匹獲ってくれました。
僕らは、なんとか1匹。(笑)
カニに気付かれないように、そ~っと迫って、
サササッと、アミで獲る感じは、なんとも爽快です
それと、夢中になってしまったのは、貝獲りです。

コシダカガンガラという貝を獲りました。

それと、小さいサイズですが、
「ニシカンポ」という貝も2つ獲れました。

ニシカンポとはニシガイのことで、
こちら千葉県の房州弁での言い方みたいですね。(^^)
殻口が赤く染まることから、「アカニシ」とも呼ばれるそうです。
もっちさんによると、大型のものは、
お刺身で食べるのが一番美味しいそうです。
(食べてみたい。。。)
もっちさん、今回も色々ありがとうございました
さて、一時間で収獲してきた貝とカニ。
早速、調理のお時間です。
イシガニは、味噌汁にするとかなり良いダシがでるとのこと。
「イセエビに匹敵するダシがで出る!」、「味噌汁最強ガニ!」
などと称されるそうです。
塩茹ですると、カニミソも絶品とのこと。
前回の2匹と今回の4匹、合わせて6匹。
イシガニはハサミの力がものすごく強いそうで注意が必要とのことですが、
手前2匹の威勢が良すぎて怖い。。。

大きい2匹は塩茹でに、残り4匹を味噌汁でいただくことに
イシガニの味噌汁の方をグツグツ煮て行きますよ~
赤く色が出てきました。

最初はアクが出るので、丁寧に取り除いていきます。
味噌を溶き入れると、
もう食べなくても美味しいであろうことが分かりますね~

味噌汁、完成~

塩茹でも完成~

コシダカガンガラの塩茹でも完成~

なんだか、豪華に見えますね。

姫1号特製、ナス&タマゴのヌカ漬けと一緒に

天ぷらは、姫1号の実家からのいただきもの。
またまた居酒屋料理的な我が家の食卓、最高です。(笑)
2日目は、姫1号と姫3号も一緒に海へ。
イシガニが3匹、大き目のニシカンポ1個、そしてコシダカガンガラを獲りました

とにかく、イシガニのカニミソと内子(うちこ)が絶品でした
量は少ないのですが、イシガニのカニミソ、美味い
カニの身は、爪と足の付け根に案外食べる部分があり、
しっかりと食べられました。
内子は、大好きな大型ロブスターの内子と、
ほとんど同じ味で、美味しくて驚きました
身の味はアッサリしていますが、
カニの旨みは、ちゃ~んとあります。
コシダカガンガラの塩茹では、家族全員、もう止まらない。(笑)

子ども達も大好きなだったようで、
ワタまでしっかり美味しそうに食べていて、驚きました。

なんといっても、ニシカンポ
もっちさんが、「ヤバいよ!超ウマいから!!」と言っていたのですが、
これがまた、美味しかった。。。

食べ応えあるし、磯の風味豊か。
これはお酒の肴にドンピシャリですねー

ほとんど見つけられなかったのですが、また絶対食べたいです。
いうわけで、海の幸にたっぷり癒された2日間でした
海の恵みに感謝です


今回の記事、カテゴリーを「釣り」にしようか、
「食べる!」にしようか迷いましたが、海関係なので釣りにしときます。
先日、姫1号とシロギス釣りに来たとき、カニを2匹捕獲しました。

これです。
「イシガニ」というカニです。

イシガニ(石蟹・学名Charybdis japonica)は、
エビ目・カニ下目・ワタリガニ科に分類されるカニ。
食用として出荷され、地域によってはガザミなどとの混称でワタリガニと呼ばれる。
(出典:wikipedia)
それがあまりにも楽しくて、今回は姫2号を釣れ、
カニさんを探しにいきました。
秘密の釣り場へ到着すると、見覚えのある車が

あ、もっちさんだ

なんたる偶然

もっちさんもちょうど着いたばかりで、支度をしているところでした。(笑)
もっちさんは、シロギスの調査にきておりました。

今回は、もっちさんに色々教えてもらいながら、貝も獲ることに

姫2号は、しっかりライフジャケット装着。

イシガニは本当にすばしっこくて、見つけるも全然捕まえられません

僕のデカいタモ&僕の動きでは全然ダメで、
岩の間にすぐ逃げられてしまいます。
もっちさんが、「いたいたいた!!アミ、アミ!!」
とイシガニを見つけて、もっちさん自作の特製カニ獲りアミで、
シャッと捕らえました

動き早っ

アミ使いやすそっ

もっちさん:「はい、どうぞ。(^^)」
白キノコ親子:「ありがとうございます

てな感じで、短時間でなんと3匹獲ってくれました。
僕らは、なんとか1匹。(笑)
カニに気付かれないように、そ~っと迫って、
サササッと、アミで獲る感じは、なんとも爽快です

それと、夢中になってしまったのは、貝獲りです。

コシダカガンガラという貝を獲りました。

それと、小さいサイズですが、
「ニシカンポ」という貝も2つ獲れました。

ニシカンポとはニシガイのことで、
こちら千葉県の房州弁での言い方みたいですね。(^^)
殻口が赤く染まることから、「アカニシ」とも呼ばれるそうです。
もっちさんによると、大型のものは、
お刺身で食べるのが一番美味しいそうです。
(食べてみたい。。。)
もっちさん、今回も色々ありがとうございました

さて、一時間で収獲してきた貝とカニ。
早速、調理のお時間です。

イシガニは、味噌汁にするとかなり良いダシがでるとのこと。
「イセエビに匹敵するダシがで出る!」、「味噌汁最強ガニ!」
などと称されるそうです。
塩茹ですると、カニミソも絶品とのこと。
前回の2匹と今回の4匹、合わせて6匹。
イシガニはハサミの力がものすごく強いそうで注意が必要とのことですが、
手前2匹の威勢が良すぎて怖い。。。

大きい2匹は塩茹でに、残り4匹を味噌汁でいただくことに

イシガニの味噌汁の方をグツグツ煮て行きますよ~
赤く色が出てきました。

最初はアクが出るので、丁寧に取り除いていきます。
味噌を溶き入れると、
もう食べなくても美味しいであろうことが分かりますね~


味噌汁、完成~


塩茹でも完成~


コシダカガンガラの塩茹でも完成~


なんだか、豪華に見えますね。

姫1号特製、ナス&タマゴのヌカ漬けと一緒に


天ぷらは、姫1号の実家からのいただきもの。
またまた居酒屋料理的な我が家の食卓、最高です。(笑)
2日目は、姫1号と姫3号も一緒に海へ。
イシガニが3匹、大き目のニシカンポ1個、そしてコシダカガンガラを獲りました


とにかく、イシガニのカニミソと内子(うちこ)が絶品でした

量は少ないのですが、イシガニのカニミソ、美味い

カニの身は、爪と足の付け根に案外食べる部分があり、
しっかりと食べられました。

内子は、大好きな大型ロブスターの内子と、
ほとんど同じ味で、美味しくて驚きました

身の味はアッサリしていますが、
カニの旨みは、ちゃ~んとあります。

コシダカガンガラの塩茹では、家族全員、もう止まらない。(笑)

子ども達も大好きなだったようで、
ワタまでしっかり美味しそうに食べていて、驚きました。


なんといっても、ニシカンポ

もっちさんが、「ヤバいよ!超ウマいから!!」と言っていたのですが、
これがまた、美味しかった。。。

食べ応えあるし、磯の風味豊か。
これはお酒の肴にドンピシャリですねー


ほとんど見つけられなかったのですが、また絶対食べたいです。
いうわけで、海の幸にたっぷり癒された2日間でした

海の恵みに感謝です


革細工でイカしたシースを作る!
先日、イカしたイカ締めピックとシリヤケイカ釣り!
の記事でご紹介した、
もっちさん に作ってもらったイカ締めピック。
超気に入って使わせてもらっています
今回、その大切な「イカしたイカ締めピック」を守るべく、
「イカしたシース」を、革細工で作ってみました
大好きなことなので、ちょっとマニアックかも知れません。
興味のない方はスルーしてくださいね~。(笑)
m(_ _ )m
シース?
電気関係に詳しい方は、
ケーブルのシース(ケーブルを覆う外側の被覆のこと)を
思い浮かべる方が多いと思います。(^^)
革細工におけるシースは、
刃物の鞘(さや)や、道具の覆い(おおい)のことです。
手順1。
まずはイカ締めピックを元に、デッサンをします。
ウソです。(笑)
外寸法が分かるように紙へ、トレースします。
デッサンする必要は全くなくて、こんな感じで充分。
イカ締めピックが、あまりにもイカしてたので、
思わずデッサンしてしまいました。(笑)
今回、使う革は3種類。
「サドルレザー」という牛革、「スティングレイやガルーシャ」と呼ばれるエイ革、
見えないところに「ピッグスキン」と呼ばれる(そのまんまですが)豚の薄革を使います。
実は日本でも、1000年以上前から、
刀の柄や兜など、武具の装飾に使われてたりします。
ど~んな形にしようかな~
イカ締めピックは、ひとまずヤスリ用シースにて待機中。(笑)
専用シースを作ったげるから待っててね。(^^)
それはもう~、あれこれ考えます
実製作よりも、この構想時間が一番長いですね。
設計をザックリと行います。
ザックリっていうところがポイントで、
こういった立体ものでアール(曲面)がある場合、
取り合いを考えて、型を微調整していく必要があるからです。
いつもは工作用紙でパターン(型紙)を作りますが、
今回は、ペラ紙で。
これをスキャニングしておけば、デジタルでパターンの保存もできますし、
あとから厚紙用紙に印刷することもできて便利です。
さて、ここから革を切りだしていく訳ですが。。。
スティングレイは非常に硬く傷が付きにくく、水にも強いという特徴があります。
牛革30年、エイ革100年と言われるほど丈夫。
ガラスビーズを敷き詰めたようにキラキラと輝く表面が特徴的な革で、
主な成分は、人間の歯と同じ「リン酸カルシウム」。
硬く希少ということから「魚のダイヤモンド」とも呼ばれています。
非常に強くてキレイな革なので、「泳ぐ宝石」とも呼ばれます。
異名が多すぎなのも特徴ですね。(笑)
さて、そーいう訳で、スティングレイは、
非常に硬い革を加工するために、特別な技術が必要とされています。
高級な革包丁など、とてもじゃなく使えません。。。
(大昔に、初めてエイ革を切ろうとした時に、
結構良い革包丁を一発でダメにした経験があります。
)
そこで、力がかけられ切断力も優れていながら、
刃が変えられる「別たち」 と呼ばれる工具を使います。
(他にも、水平も一発で出せたりと要所要所で重宝します。)
さて。
サドルレザーとスティングレイを裁断し、
それらを合わせていきます。
”インレイ”や”抜き”と呼ばれる技法を使って(応用して)作っていきます。
お詳しい方から突っ込みが入るとあれなので、
念のため言っておきますと、外周ジャスト合わせなので、
厳密にはインレイじゃありませんが、今回はあえてそうします
そして今回使ったのは、エイ革の中でも珍しい「連石エイ」。
エイの背中部分に白くなっている部分がありますが、
これはエイが光を感知する器官なんです。
これは、「スティングレイハート」とか「スターマーク」と呼ばれておりまして、
エイ一匹に対して一ヶ所しかないので、特に貴重な部位とされています。
エイのスターマークは通常、ワンポイントなんですが、
連石エイは御覧の通り、縦にずらーっとスターマークが並びます
(ここが一番硬いわけでして、切断箇所が増え大変になるんですが。。)
次にサドルレザー。
丁寧に”磨き”をかけます
これは職人によっていろいろなのですが、
僕の場合、堅い木材(比重の高い木)やガラス、麻布などを磨きに使います。
(昔の職人さんはヘチマなんかも使っていたそうです。)
ロウやオイル、ワックスその他の薬剤などは一切使いません。
磨き上げることでこのような美しい艶が得られるんです。(^^)
菱目打ち(ひしめうち)で穴をあけていきます。
これぐらいの小物ですと、2~4本の菱目打ちを使います。
(写真は仕上げの目通しに使う1本菱切りです。)
2本の針を使って締めあげながら、
伝統的な革技法で縫い合わせていきます。
これにより、非常に丈夫に縫い合わせることができます。
縫い糸には、シニュー糸を使います。
(シニュー糸についても色々ウンチクがあるのですが・・・
長くなるので、それはまた別の機会に譲ります。)
最初は、このようにナチュラルシニューをあしらおうと思っていたのですが、
ステッチがサドルレザーに埋もれてしまうので、ホワイトシニューに変更。
縫い上げたのがコチラ。
白のステッチが効いてイイカンジです。
スターマークの白とも統一感がありますね。
・・・あ
途中の写真をすっ飛ばして、完成しちゃいました
でもって・・・
こんな感じで出来ました
イカしたイカ締めピックを収めても、ジャストのフィットでございます

脱落防止+アクセントに、ディアスキンレース(鹿紐)に、
水牛のボーンビーズをあしらったものを真鍮金具へ着けて、グルグルグル。
「イカしたイカ締めピック専用☆イカしたシース」の完成です

ずっと眺めてたい~
・・・んで。
イカ釣りに行くわけでもないのに、装着してみました。(笑)
愛着わきまくり~
またひとつ、世界にひとつの宝物が出来ました。

もっちさん に作ってもらったイカ締めピック。
超気に入って使わせてもらっています

今回、その大切な「イカしたイカ締めピック」を守るべく、
「イカしたシース」を、革細工で作ってみました

大好きなことなので、ちょっとマニアックかも知れません。
興味のない方はスルーしてくださいね~。(笑)
m(_ _ )m
シース?
電気関係に詳しい方は、
ケーブルのシース(ケーブルを覆う外側の被覆のこと)を
思い浮かべる方が多いと思います。(^^)
革細工におけるシースは、
刃物の鞘(さや)や、道具の覆い(おおい)のことです。
手順1。
まずはイカ締めピックを元に、デッサンをします。

ウソです。(笑)
外寸法が分かるように紙へ、トレースします。

デッサンする必要は全くなくて、こんな感じで充分。
イカ締めピックが、あまりにもイカしてたので、
思わずデッサンしてしまいました。(笑)
今回、使う革は3種類。
「サドルレザー」という牛革、「スティングレイやガルーシャ」と呼ばれるエイ革、
見えないところに「ピッグスキン」と呼ばれる(そのまんまですが)豚の薄革を使います。
スティングレイは、ヴィトンやダンヒルなどの高級ブランドでも使われていますが、
18世紀頃からフランスの歴史に関わっている背景があって、ヨーロッパで人気ですね。実は日本でも、1000年以上前から、
刀の柄や兜など、武具の装飾に使われてたりします。
ど~んな形にしようかな~

イカ締めピックは、ひとまずヤスリ用シースにて待機中。(笑)
専用シースを作ったげるから待っててね。(^^)

それはもう~、あれこれ考えます

実製作よりも、この構想時間が一番長いですね。
設計をザックリと行います。

ザックリっていうところがポイントで、
こういった立体ものでアール(曲面)がある場合、
取り合いを考えて、型を微調整していく必要があるからです。
いつもは工作用紙でパターン(型紙)を作りますが、
今回は、ペラ紙で。

これをスキャニングしておけば、デジタルでパターンの保存もできますし、
あとから厚紙用紙に印刷することもできて便利です。

さて、ここから革を切りだしていく訳ですが。。。
スティングレイは非常に硬く傷が付きにくく、水にも強いという特徴があります。
牛革30年、エイ革100年と言われるほど丈夫。
ガラスビーズを敷き詰めたようにキラキラと輝く表面が特徴的な革で、
主な成分は、人間の歯と同じ「リン酸カルシウム」。
硬く希少ということから「魚のダイヤモンド」とも呼ばれています。
非常に強くてキレイな革なので、「泳ぐ宝石」とも呼ばれます。
異名が多すぎなのも特徴ですね。(笑)
さて、そーいう訳で、スティングレイは、
非常に硬い革を加工するために、特別な技術が必要とされています。

そう。。。丈夫がゆえに、スティングレイの加工は大変なんですよ
高級な革包丁など、とてもじゃなく使えません。。。
(大昔に、初めてエイ革を切ろうとした時に、
結構良い革包丁を一発でダメにした経験があります。

そこで、力がかけられ切断力も優れていながら、
刃が変えられる「別たち」 と呼ばれる工具を使います。
(他にも、水平も一発で出せたりと要所要所で重宝します。)

さて。
サドルレザーとスティングレイを裁断し、
それらを合わせていきます。
”インレイ”や”抜き”と呼ばれる技法を使って(応用して)作っていきます。
お詳しい方から突っ込みが入るとあれなので、
念のため言っておきますと、外周ジャスト合わせなので、
厳密にはインレイじゃありませんが、今回はあえてそうします

そして今回使ったのは、エイ革の中でも珍しい「連石エイ」。
エイの背中部分に白くなっている部分がありますが、
これはエイが光を感知する器官なんです。

これは、「スティングレイハート」とか「スターマーク」と呼ばれておりまして、
エイ一匹に対して一ヶ所しかないので、特に貴重な部位とされています。
エイのスターマークは通常、ワンポイントなんですが、
連石エイは御覧の通り、縦にずらーっとスターマークが並びます

(ここが一番硬いわけでして、切断箇所が増え大変になるんですが。。)
次にサドルレザー。
丁寧に”磨き”をかけます

これは職人によっていろいろなのですが、
僕の場合、堅い木材(比重の高い木)やガラス、麻布などを磨きに使います。
(昔の職人さんはヘチマなんかも使っていたそうです。)

ロウやオイル、ワックスその他の薬剤などは一切使いません。
磨き上げることでこのような美しい艶が得られるんです。(^^)
菱目打ち(ひしめうち)で穴をあけていきます。
これぐらいの小物ですと、2~4本の菱目打ちを使います。
(写真は仕上げの目通しに使う1本菱切りです。)

2本の針を使って締めあげながら、
伝統的な革技法で縫い合わせていきます。
これにより、非常に丈夫に縫い合わせることができます。
縫い糸には、シニュー糸を使います。
(シニュー糸についても色々ウンチクがあるのですが・・・
長くなるので、それはまた別の機会に譲ります。)
最初は、このようにナチュラルシニューをあしらおうと思っていたのですが、
ステッチがサドルレザーに埋もれてしまうので、ホワイトシニューに変更。
縫い上げたのがコチラ。

白のステッチが効いてイイカンジです。
スターマークの白とも統一感がありますね。

・・・あ

途中の写真をすっ飛ばして、完成しちゃいました

でもって・・・

こんな感じで出来ました


イカしたイカ締めピックを収めても、ジャストのフィットでございます



脱落防止+アクセントに、ディアスキンレース(鹿紐)に、
水牛のボーンビーズをあしらったものを真鍮金具へ着けて、グルグルグル。
「イカしたイカ締めピック専用☆イカしたシース」の完成です



ずっと眺めてたい~

・・・んで。
イカ釣りに行くわけでもないのに、装着してみました。(笑)

愛着わきまくり~

またひとつ、世界にひとつの宝物が出来ました。

