2社間ファクタリング 今後の展開 2 | 思うように資金調達ができない方へ

2社間ファクタリング 今後の展開 2

7月5日

2社間ファクタリング 今後の展開 を補足します。

 

この中で事務手数料24,300円の未払を請求したら、

契約時に支払確約書に記名捺印して承諾されていたはずなのに、

そもそも支払が不要のものだと居直る経営者の話をしました。

 

この経営者は相当資金繰りが厳しいから、このように居直ったのだと思いますが、

これじゃ、もしかして破たんでもされたら、

事務手数料はおろか、過去に支払ったファクタリングの手数料が高いから破綻したんだと、

利用時のことを忘れて、

損害賠償請求でもされるのではないかと懸念してしまいます。

 

このような顧客との取引は、

私どもにとって残念なだけではなく、

この顧客にとっても不幸です。
 
この顧客は、ファクタリングサービスを開始した1年目の方で、

その当時から資金繰りは厳しかったと記憶しています。
そもそも、コストが高い2社間ファクタリングは、

恒常的な資金繰りが厳しい会社が利用すると、返って状況が悪化する懸念があります。
一方で、業績が伸びている黒字会社の急な大型受注や大手売掛先の支払いサイトが変更などされた時の、

急な一時的な資金繰りの穴を埋めさえていただく資金調達として、

利用価値が高い資金調達なのです。

   

だから、ファクタリングサービスをスタートした、

まだ私どもにしてもノウハウができていなかった頃だからこそ実行させていただいた案件で、

現在なら、このようなコンディションの案件への実行は100%していません。

だから、私どもの反省は、

この案件は本来2社間ファクタリングを実行して良い案件ではなかったのに実行していたと言うことです。

結局現状を見れば、顧客のためにも結果として良くなかったのです。

使い方を誤ると、実行時は一時的に楽になっても、

長いスパンで考えると、厳しさは増すのが高コストの資金調達である2社間ファクタリングです。

今後も実行させていただいて良い顧客かどうか、

顧客にとっても良いことなのか、

より丁寧に見ていかなければないと感じました。

 

また改めて、お金にまつわる仕事の難しさを再確認した案件です。

ファクタリングに限らず金融にはつきものなのは、
銀行でも、融資時は有難がられますが、

返済ができなくなって返済を強く求めたり、

担保権を実施する時は鬼のように言われることがあります。

 

私の過去の体験でもありました。

資金調達のアレンジの顧客でしたが、

ノンバンクからの融資をお手伝いした後、その時はかなり感謝されたのですが、

さらに状況が悪化してどうしようもなくなった時、

ノンバンクの高金利(年8%)と私が頂いたアレンジメント料などが負担になって、

窮状を招いたと文句を言われたことがありました。
この時も、金額が小さく、それでも今回の24,300円よりは大きく12万円だったと記憶していますが、

お金にまつわる仕事はこのようなことが起こり得ます。

 

だからこそ、本来ブログで書くことではない本音になりますが、

ご利用客がどのような方かが本当に重要になるのです。

だから私どもの場合、決算書よりも面談を重視しているのです。

 

今から思えばですが、

今回事務手数料の件の顧客は、

ここではさすがに書けませんが、

おかしな言動がありましたし、

男気でビジネスをしてきたと強調されていましたが、

男気が本当にある方は、自分で男気があると言わないんじゃないかなと、

少し嫌な予感を感じたのを覚えています。

 

今後とも、できるだけ低コストでファクタリングを実行していくことが重要だと思っていますが、

ご利用客がどのような方かはさらに重要になると感じたところです。

200数十社の顧客にご利用いただいているファクタリングサービスですが、

この案件はこの中でも稀な案件です。

でも、このような案件はなくしていかないと、

優良顧客の方へのサービスが低下したり、

安定的なサービスが難しくなる懸念があります。

より気をつけねばと、気を引き締めたところです。

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