新年の業務スタート ③ 売掛担保融資
1月6日
新年も6日ともなると本格稼働です。
新年の業務スタート ① 新年の業務スタート ② では、2社間契約のファクタリングと不動産担保融資の、2つの私どものコアなサービスの主に打診についてご案内いたしました。
今回からは、この2つ以外の銀行を除く資金調達の打診についてのご案内です。
実はそれ以外のと書きましたが、銀行融資を除いただけでも、実は20以上の資金調達の種類があります。
全ての調達についてご案内することはできませんので、私の主観的な判断になりますが、多くの顧客にご利用いただけ、顧客にとって利用価値も高く、現実的な資金調達であると言う3つのポイントで選んだ調達についてご案内します。
①売掛金担保融資
この融資は私どもが提供しているファクタリングと比較すると、調達コストも年利で10%以内、かつ1年の返済期間が利用できるため、可能であれば、ファクタリングよりも低コストで長期的に安定した資金調達が可能になります。
ただ、非常に厄介な条件が存在します。
それは原契約となる売買契約書に譲渡禁止条項がある売掛金は担保として対象にならないと言う点です。
だから逆に今回焦点を当てたいのは、商習慣などの理由で、大手の売掛先とでも、売買契約書自体存在しない業界があります。
私が今まで体験したところでは、アパレル業界と広告業界です。
全てにおいて原契約の売買契約書が存在しない訳ではありませんが、例えばアパレル業界の場合、大手総合商社が売掛先でも売買契約書自体存在しないケースがありました。
売買契約書がないと言うことは譲渡禁止条項も存在しないことになりますから、もし、この二つの業種を中心に、大手のように信用が高い売掛先との間に売買契約書自体存在しない場合は、ある意味非常にチャンスですので、ぜひ銀行以外の資金調達として、ご検討されてみてはと思います。
ただ、ファクタリングのように債権(売掛金と言う資産)の売買ではないから、ファクタリングよりはそこそこの与信はないと難しいのと、税金と社会保険の滞納があると、金額にもよりますが非常に可能性は低くなります。
整理します。
・信用力ある売掛先との間に原契約となる売買契約書自体存在しない。
・常識的に見て最低レベルの与信がある。
・公租公課の滞納がない。
以上3つの条件がクリアする場合は、ぜひ売掛担保融資をお奨めします。
まずはこの融資で大手と目される2社とは私どもは懇意なので、一見で打診されるよりは、遊猟とはなりますが、面倒くさいこともけっこう払しょくできますし、有利に話を進めることは可能です。
少なくともOKなのかNGなのかで時間がかかるような事態は避けることができます。
打診のご案内です。
必要資料は次の通りです。
・商業登記簿謄本
・3期分の申告書部分から勘定科目明細までの決算書(3期ない場合はあるだけ)
・決算期から3ヶ月以上経過している場合は試算表
・売掛債権として認定するための、基本契約書、注文書、納品書、請求書
・公租公課の滞納がない旨分かる書類
・申込書
ご希望の場合は、bhycom@gmail.com までまずはご連絡ください。
ただ、この大手の主に2社の融資はそこそこの年商がないとNGになります。
HPなどでは5億円以上、かつ継続的である程度まとまった売掛先が10社以上ないと難しいから、3億円程度までの年商の会社は現実的に無理だと思います。
でも、私どものファクタリングの顧客で、年商が3億円レベルの会社で、この売掛担保融資をご案内して、ファクタリングを卒業された例もありますので、事前面談もご希望であれば可能ですので、お気軽にご連絡ください。
売掛金担保融資とファクタリング【売掛金ファイナンスコラム】vol.1
画期的な売掛金担保融資(1)【売掛金ファイナンスコラム】vol.2
画期的な売掛金担保融資(2)【売掛金ファイナンスコラム】vol.3
戦略的な資金調達の必要性【売掛金ファイナンスコラム】vol.4
2社間契約によるファクタリング(1)【売掛金ファイナンスコラム】vol.5
2社間契約によるファクタリング(2)【売掛金ファイナンスコラム】vol.6