③ケーブルの構造について
多くのマニアは芯線の素材について、銅線や銀線などからケーブルの音を推測します。
より知識と経験の豊富なマニアはシールドの構造について、パイプシールドやアルミ箔シールド銅箔シールドもしくはノイズ吸収素材であるサンド系や液体やノイズ吸収テープについて吟味します。
さらに知識と経験の豊富なトップエンドのマニアは、ジャケットの素材も加味して吟味します。
ですが、このようなケーブルの設計というのはそれだけで1つのマニアジャンルであり、膨大な知識と実験が必要になる事から私を含む素人では考えても現代の先端技術にたどり着かない事がもっぱらです。
そのため、ケーブルの構造や構成についての知識をたくわえるよりも、数多くの海外モデルを電源ケーブルを主軸に試してその音や哲学を理解する事が最も近道だと私は考えます。
ですが、以下にはそのような自分のお気に入りのケーブルなどをさらに一手間加えて自分好みの音作りをしてゆくために、既製品のケーブルのジャケットの上にさらなるジャケット処理をする事について書き記したいと思います。
まずは、この表から
プラスに帯電しやすいものから順にアスベスト>毛皮・人毛
> ガラス>雲母>羊毛>ナイロン>レーヨン>鉛>絹>木綿>麻>
木材>人の皮膚>亜鉛>アセテート>アルミ>紙>エボナイト>
鉄>銅>ニッケル>金>ゴム>ポリスチレン>白金>ポリプロピレン>ポリエステル>アクリル>ポリウレタン>ポリエチレン>
セルロイド> 塩化ビニル>テフロン
このうち塩化ビニルとテフロンはマイナスに帯電するとのことです。
引用拝借 fidelix.jpさまのサイトより
この中でオーディオ界隈でケーブル設計において評判の良いものは、ナイロン、絹、木綿(コットン)、銅、紙、ポリエチレンや塩化ビニル、テフロン、辺りでしょうか。
特にケーブルシールドやジャケットにおいて絹巻きや綿巻きは一定の評判があります。
私がこの中で使用するものはナイロン、綿、塩化ビニル、テフロンです。
塩化ビニルとテフロンはマイナスに帯電しやすいため、いわゆるノイズ吸収テープやアモルファスほど強い作用はなくともそれに近しい効果があります、
これらは音の線を細くして、活気や力強さの減退につながりますので、ここでは非推奨とさせて頂きます。
この中で、既製品のケーブルにさらなるジャケット処理として推奨したいものは、ナイロンと綿です。
いわゆる、ナイロンジャケットや綿巻きとよばれるものです。
こちらが、綿巻きの例です。
オーディオクエストのcinammon LANに施したもの
CSEのタップ付属ケーブルについてきた電源ケーブルに施したものです。
ちなみに、このオーディオクエスト シナモンLANに施した綿巻きは失敗例の代表作です。
こちらのシナモンLANにはナイロンジャケットが圧倒的に音質的に良かったためです。
このような実験とリスニングを重ねて、得た研究結果は以下のとおりです。
つまり、ナイロンはリニアな方向でありエネルギッシュでキレのある傾向、綿はピュアな方向であり解像度と研ぎ澄まされたような静けさといった傾向でした。
ナイロンはプラス電荷を呼びやすい素材で綿は電荷的に中性ですが吸音効果により跳ね返りの弱いことからパワー感が失われる代わりにピュアさが増すという理論通りの聴覚結果となります。
このような実験から理論と概念把握を経て、私が提唱する最も良い使い方(ナイロンでは音の力強さが増す代わりにピュアさが失われる、綿ではピュアさが増す代わりに力強さが失われるという点において、双方の欠点が出にくいように使用部位を吟味する使い方)は、
ナイロンの使用部位→デジタル系全般、電源ケーブルの幹線や大元、
綿の使用部位→末端の電源ケーブル特にアンプの電源ケーブルでも特にアンプ側付近の部分、スピーカーケーブルのスピーカーに近い部分(スピーカーの手前50cm程度の部分にだけ綿巻きを施す)
このような予測は、予測の通りとなり素晴らしい音へと変化しました。
また、このように部位に分けて使い分けるだけでなく、例えば今のシステムの音がリニアすぎたり音のパワーが強過ぎて疲れるような場合には綿巻きのみを上記の部分において施したり、
逆に今のシステムの音がピュアすぎて、もう少し音のパワーや迫力押し出しが欲しい場合にはナイロンジャケットを上記の部分において施すことでシステムが見違えます。
(つづく)



