H4ー2 OTAKU日和 -27ページ目

H4ー2 OTAKU日和

愉しいヲタク L I F E


「エリザベスお嬢様?!」

何度もあたしを呼ぶ声に反応して 、うっすらと目を開けると、ポ-ラ の心配そうな顔がぼやけて見えた。

「……あれぇ?!」

「お嬢様。大丈夫でございますか? !」

「……どうしたのぉ?!」

「急にお倒れになられたのですよ。 覚えておられませんか?」

「……倒れたの?あたしが……?! 」

「そうでございます。あの……わた くしが余計な事を言ってしまったば かりに、お嬢様を悩ませてしまいま して、申し訳ございません。」

「……。違うわ。ポ-ラ。」

「お嬢様……?」

何故か、夢の中で、シエルとの幼い 頃を思い出していた。

意識が戻り始めた時、自分の中で、 ずっと疑問視していた、とある事に気付いた。

「お嬢様、どうなさいましたか?」

俯きがちなあたしに、ポ-ラは心配 そうに顔を覗き込む。

いつもなら、笑い返すところだけど 、そんな元気が無い。

「ちょっと、疲れたかもしれないわ 。今日は屋敷に戻りたい……。」

「え……?シエル様にお会いしない のですか?」

いつになく、真面目な顔になり、ち ょっと強気な気持ちだった。

「……。会いたくない……。」

「え……?お嬢様……?」

ポ-ラは、ただ、茫然としているだ けで、それ以上、何も言えなくなっ ていた。

その8へ続く

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2012年3月度 月間段位アップ賞
「ひつじぬいぐるみ(手持ち)」


2012年3月度



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2012年3月度 月間段位アップ賞 
「ひつじぬいぐるみ(手持ち)」
 


頂きました。o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
ありがとう御座います
m(_ _ )m



感謝しております。(^人^)




これからも、
小説やイラストで、
みなさまに楽しんでもらえる場になれるように、
頑張ります(*^ー^)ノ




ちょっと告知をさせていただきます。


ピクシブの方で、
チェルシーチエルの小説をアップしていこうと思っております。



こちらのブログで、
お知らせ致しますので、
よろしかったらお待ちくださいませ。


:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


もちろん、こちらのブログでも更新致しますが、
ピクシブでの更新とは別な内容となる予定です。



マイペース更新ですので、
多少時間が掛かるのをお許しください。



頑張ります。




チェルシーチエルでした




シエルが、苦手だった大型犬のセバ スチャンに抱き着く事が出来た頃、 アタシにこう言った。

「リジ-。僕、お父様に、強い男に なりなさいって言われたんだ。僕の 生きる道は険しいからなんだって。 」

「どういう事?!」

「うん。痛い、痛いが続くって。ど んなに泣いても、痛いのから、逃げ られないって。」

シエルの表情は酷く曇りがちで、見 ているアタシは悲しくて、どうしよ うもなかった。

「お父様の顔が怖くて、僕ね、泣い ちゃった。」

小さな身体を埋めて、涙声になって いた。

「シエル。大丈夫だよ。アタシが守 ってあげる。ずっと、ずっと、守っ てあげる。だから……泣かないで。 」

シエルの頭を撫でながら、彼の悲し みが少しでも無くなりますようにと 願った。

「……ダメだよ。リジ-。女の子に 守られてるようでは、お父様に怒ら れるよ。」

急に顔を上げて、必死な強い瞳に、 切なさが溢れ出た。

「僕はお父様のようになりたい。お 母様と僕を守ってくれているお父様 のように……。」

シエルが叔父様をどれだけ尊敬して いるのかを知っているアタシは、何 も言えなかった。

お母様から、ファントムハイヴ家の 裏の顔をもの心着いた頃から厳しく 叩きこまれ、シエルの婚約者として 教育を受けている。

将来の私達が、どれだけ残酷な運命 を背負わされているのか、悲しいく らいに分かっていた。

出来れば、アタシがシエルを守って あげれたらと願った。

例え、叶わぬ願いだとしても……。

シエルには、このまま、ずっと笑っ ていて欲しいと思っていた。

~その7へ続く~



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