こんにちは!獄寺・ぱらりん・銀子です♪
小説やっと出来ました♪ かなりお待たせしてしまいスイマセン(>_<)今回は、「その執事 黒薔薇」初H編ですp(^^)q
では、本文へどうぞ♪♪
―漆黒の闇夜の中、月の光りを浴び端然と佇むお屋敷がある。
それは、手入れの良く行き届いた広大な敷地を持ち、品のある建物からは威厳と風格さえ感じさせていた。
そう、それはファントムハイヴ家のお屋敷である。
屋敷内は今、昼間の賑やかさが嘘のようにひっそりと静まり返っている。
ただ一つの部屋を除いて…。
当家の主人、シエルは今自室にて執事で恋人であるセバスチャンと甘いひと時を過ごしていた。
ベッドで激しく愛し合った二人は、終わった後もまだ身体の内に残る熱と甘い余韻に浸っていた。
「どうされました。坊ちゃん」
セバスチャンはベッドで、シエルに腕まくらなどしながら聞いた。
「ん?何だ?」
「いえ…。先程坊ちゃんがクスッと笑うのが聞こえたので」
「ああ…。実はな」
シエルは、天井に顔を向けながら続けた。
「お前と初めてこうなった時の事を思い出してたんだ」
「さようでございますか」
セバスチャンも思い出したのかフフッと微笑む。
「全くあの時は、お前とこうなるなんて思いもしなかったしな」
シエルはセバスチャンに、悪戯っぽい笑みを向ける。
「ええ、私もです。まさか悪魔の私が人間を本気で愛するなど…。ですが、今は貴方と共に在る。それだけで充分に幸せです」
「僕もだ。セバスチャン」
二人は見つめ合い、微笑み、そして唇を重ねた。
―いつしか眠りに就いたシエルを、セバスチャンは優しい眼差しで見守る。
『本当に、この私にこんな感情があるなんてね…』
セバスチャンは、シエルのその柔らかい髪を撫でながらフッと微笑んだ。
シエルとセバスチャンが初めて出会った日。
それは、シエルが悪魔=セバスチャンを喚び出した日でもあった。
その後二人は契約を交わし、共にファントムハイヴ家に戻って来た。
理由はシエルの、自分の受けた屈辱を何倍にもして奴らに返す事。
そして、執事となったセバスチャンは主人の目的が果たされるまで、力となり傍で守り抜く事。
それから月日は経ち、セバスチャンが屋敷に来て二年が過ぎようとしていた。
その頃には、シエルの表情も和らぎ、当主としての落ち着きや威厳を見せるようになっていた。
季節は冬に入ったある寒い夜の事、いつものようにシエルの寝室で主人の寝着のボタンを留めていたセバスチャンは、ふとその手を止めた。
「どうした。セバスチャン」
「いえ…。私がこのお屋敷に来て、貴方の執事となって二年が経つのですね」
「そうだな。あの頃の僕はまだ10歳だった。今はもう12だ。早いものだな」
セバスチャンは、残りのボタンを留め終え、ゆっくりと立ち上がった。
「今夜は冷えます。もうお休み下さいませ」
②へ続きます♪♪