今日、街を歩いてて、ふと“パイナップル”が目にはいった。
すると不思議なことに、オーストラリアで過ごした思い出が甦ってきた。
オーストラリアで一年間、ワーキングホリデーをしたことがある。いくつかの小規模な農業をしているお家に、ご飯と寝床を頂く代わりに、お手伝いをするというような、ボランティアをしていた。
そのうちの一つのお家は、山奥に60代くらいの夫婦が、かわいらしい愛犬2匹と暮らしていた。
そのお家に行くまでは、バスも通ってないので、車で一番近い街まで迎えに来てもらった。
柔らかくて優しい雰囲気をまとったお二人に、私はすぐに心を許してしまった。
お二人は既に退職されていて、いわゆる第二の人生をこの山奥でスタートさせたと教えてくれた。
ぐるっと家の前の畑を案内してくれて、バナナやマンゴーの木だったり、木苺がはえていたり、、唐辛子、ピーマンとかいろいろ見ていくなかで、衝撃を受けたのがパイナップルだった。

“え、パイナップルってこうやってはえてるの???”
みんなは普通に知ってるのかもしれないけど、大学生の私は知らなかったので、とても驚いた。
初めてパイナップルの全身を見て、君はそんな姿をしてたのかと、とても愛おしい気持ちになった。
『パイナップルは自然に育てると、食べられるようになるまで3年くらいはかかるんだ。やっと、食べ頃になったよ。』
と、教えてくれた。
そのあと、そんな大切なパイナップルを私にも食べさせてくれた。
あんなに感謝して食べて、おいしかったパイナップルは生まれてはじめてだった。