(前回の続き)

私と、ご夫妻と、愛犬2匹との山奥での生活がスタートした。

動物好きで、特に犬が大大大好きな私にとって、人懐こいゴールデンレトリバーとパグの存在は、異国で生活を送る私にとって最大の癒しだった。


もちろん、ご夫妻も素敵な方で、つたない英語をしゃべる私に、とても親切だった。


家の回りを散歩しながら、

『これ、食べてごらん』

といわれ、野生の果物とかをつまんで歩いた。


ジャングルを冒険してるみたいで、わくわくした。


ご主人がふと、そばに流れる川をみながら、

『Platypusってしってるかい?』

と言ってきた。


Platypus,Platypus...?私は分からなかったけど、調べてみると、どうやら


“カモノハシ”


のことらしい。


カモノハシときいても、どんな動物かあまりピンとこなかったけど、動画をみると、(カモノハシには失礼だけど)ちょっと奇妙で不格好なかんじで、それが可愛らしかった。


『ちょっと前にここに泊まった人がこの川でみたらしいんだ。僕もみたこと無いんだけどね。運が良かったら、みれるかもね!』


と言ってくれた。


動物大好きな私は、是非みたかったのだけど、結局カモノハシとのご縁はなく、私のなかで伝説の動物になってしまった。


いつかどこかで、あえたらいいな。