5月9日に木星が地球に最接近
5月9日に木星が地球に最接近します。つまり、木星が太陽の反対側に来て、日本標準時の0時に明石市で木星が南中します。この様に説明すると木星の公転周期が12年なので、12年に1回発生する珍しい現象の様に聞こえますが良く考えると、地球が太陽と木星の間に入って一直線に並んだことになります。この現象は13ヶ月に1回発生します。
木星には安い望遠鏡でも見えるガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)があり、マイナス2.5等星という最高の観測チャンスになります。ケプラーはこれを観測して、公転周期が軌道半径の3/2乗に比例することを発見しました。
公転周期比Tは軌道半径比aの3/2乗に比例する(ケプラーの第三法則)
ガリレオが発見した木星の4つの衛星のうち、3つが木星の前を同時に横切る様子をハッブル宇宙望遠鏡が撮影しました。この現象が見られるのは10年に1、2度しかありません。2015年1月24日7時10分(世界標準時)