元ケニア副環境大臣であり、環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞(2004年)したワンガリ・マータイ博士。
私が同じ女性として最も尊敬する方のお一人です。
2005年に来日した際、日本語の「もったいない」という言葉を初めて知り、「資源を効率的に活用する精神」
に共感して、「もったいない」という言葉を標語として広めた方としても有名ですね!
来日した時は、よくニュースでも取り上げられていました。
今となっては世界中で数々の功績が称えられてる博士ですが、決して順風満帆な人生ではなかったのです。
苦難の連続、権力による弾圧、無理解な非難、悪意の中傷、また何度も牢獄に入れられ気絶するほどの
暴力を振るわれたこともあったそうです。
しかし、彼女はそれでも諦めず、「絶対に負けない!」という不屈の精神で戦い、環境保護と女性の自立を
促す運動に、「一人立つ精神」で行動され、未来の為に道を切り開いてこられました。
博士の数々の行動の中でも、特に有名なのが、「グリーンベルト運動」です。
当時、博士の故郷ケニアでは、国土の30%を占めていた森林が2%に激減し、食糧生産の減少が
起きていました。そんな中、貧困と食料不足の解決を目指し、「できることから始めよう」 「自分達の地域の
環境は、自分達の行動で良くして行こう」と地域の女性達に呼びかけ、1977年に、たった7本の苗木を
植えたことから始まりました。
その運動が、今日、アフリカの各地に、3,000万本の植樹を成し遂げ、10万人という民衆の連帯の森へと
大発展したのです。
博士は言います。「森は、私達の暮らしを守ってくれている。多くの先人達が将来の子孫の為にと
汗を流してくれたからこそ、私達の生活がある」と。
そして、「環境」を大切にすることは、「生命」を大切にすることであり、「未来」を大切にする事である、と。
この運動を通して、多くの女性達がどのような困難な環境にあっても、自分達には地域社会を変えていける
可能性があることに気がつき、自らの才能を発見し、開花していったのです。
どんなに大きなことも、全てはたった一人の思いから始まることを教えられます。
また、現代社会においては、”自分達にはどうすることもできない” ”それは誰かがやってくれるもの”と
諦めてしまいがちです。
ですが、豊かな森林も、たった一人から・・たった7本の苗木から・・生まれました。
その一人始めた行動から、27年後にノーベル平和賞を受賞しましたが、決して、地位や名誉が
欲しかったのでもなく、有名になりたかったのでもなく、ただただ、人々の為、未来の為に、という思いで、
諦めずに走り続けてこられたのです。
博士のこの不屈の行動に、本当に教えられます。
また、笑顔がとても美しいのです。
人に勇気と希望を送ってくれる博士の笑顔は、まさに幾多の困難を乗り越えてきたからこそ、体中から
湧き出る笑顔なのだと思います。本当の美しさとは、こういうことなのだなと実感します。
同じことはできないけれど、社会を良くする為に、自分にも出来ることを見つけていきたいと思います(*^▽^*)
今日は久しぶりに博士の本を開いたので、このお話を書いてみました