「未来に夢みる」
もやもやする。いらいらする。ふらふらする。・・・悲しい気持ちになる。
辛くなってしまった時、。
・・・幼かった(中学生までは)僕はトイレや押入れに閉じ篭って、または、一人で自転車にのって河の土手を走りながら・・・思っていた。・・・未来に夢を見ていたのだ。
今の自分が自分の考える理想の姿になって活躍する姿を夢見ていたのだ。
でも、考えるだけで、。考えただけで、具体的な行動を実行に移す事はなかった。
だから、。思うだけ。それは自己逃避に過ぎなかったのだ。実現するはずのない夢も想像力を駆使すれば、ドラえもんのポケットの様に何でも出来るものを取り出せて、好き勝手に楽に愉快に頭の中では実現出来ていたのだ。それは、とても甘美な心地良さで辛い気持ちを癒すには、十分な事であった。
北九州の工業地帯の高い煙突や、巨大な設備を眺めていると、。ふと夢に酔っていた子供の頃を思い出してみた。
「We have a dream.」と言った新アメリカ大統領に決まったオバマの声が耳に聞こえて来た。
・・・僕達には夢がある。