「無駄にしてはいけない」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

rkb今日感テレビ「Oの焦点」2008.08.29

「無駄にしてはいけない

アフガニスタンでNGO活動をしているペシャワール会の伊藤和也さんが、武装グループに拉致され殺害されました。深い悲しみと憤りを感じずにはいられません。

伊藤さんがアフガニスタンで活動することになった志望動機が公表されています。

それは、「アフガニスタンを、本来あるべき緑豊かな国に戻すことのお手伝いをしたい」

「子どもたちが将来食料のことで困ることのない環境に少しでも近づけるよう力になれればと・・・」と思ってのことだったそうです。   

本当に純粋にアフガニスタンのことを考えての活動をされていたことがわかりますよね。

命を奪った犯人グループの卑劣さ残忍さは許されるべきではありませんが、犯人グループが、伊藤さんがこのような高い志を持った人間であったということを知っていれば今回のような事にならなかったのではないかと思います。

私たちにしても、表面的に見えること、これは報道されることなどですね、それ以外の見えないこと、例えば現地の情勢やそこに住む人々の真意を、どこまで理解できているのでしょうか。

 24日に204カ国の国と地域が参加した華やかな北京オリンピックが終了しました。毎日多くのメディアが報道したで事ですごく身近に感じられたのではないでしょうか?

でも、私たちが見たものは中国国民の手を叩いて歓喜する表面的なものの姿であり、それは切り取られた一部に過ぎないような気がします。

私たちが見たもの見えたものと、見なかったもの見えなかったものとの落差があまりにも多くあったのではないかと思えてならないのです。

人道支援の難しさは、支援しようとしている現地の状況や人々のことを理解できていないまま、また理解されないままに近づき、そこで活動することに大きなリスクが伴うことだと思います。その危険を覚悟した上での活動とは言え、その事をそのままにしておいていいはずはありません。

伊藤さんの志を無駄にしない為にも、私達市民にでも出来ることを探さないといけないと思います。

最後に伊藤和也さんのご冥福を心よりお祈りいたします。