「ノーウォーター」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「ノーウォーター」


 一部の地域を除き、日本は本格的な梅雨入りである。


オフィスの屋上に激しく雨が打ちつけている。もう少しで雨水のプールだ。



 今もオフィスの外は激しい雨である。

雨は嫌だよね。傘をさしてもレインコートを被っても長靴を履いても濡れる・・・濡れる、。

 中はムシムシする。室内も洋服の下も、僕の薄くなった髪の毛もじっとりとして、ボリュームを失しなってしまう。

 気をつけないと、気分も滅入って来るよね。燦々と輝く太陽の下だとツマラナイ事でも明るく元気に前向きに考えられるのに、、、雨だと・・・ネガティブな発想になってしまう。


・・・25年前にインドを一人で一か月、旅した時に知り合ったインド人の事を、今日の様な激しい雨の時に思いだしてしまう。


 「いいなぁ、。君たち日本人は仕事もあるし、学校にも行けるし、お金もあって、こうやって好きに旅する事も出来るんだからね。」///「でも、僕は一日500円位の貧乏旅行だよ!」///「何言ってるんだ!! 僕たちが朝から夜までレンガ積み上げて一日5ルピー(当時は日本円で20円位だったと思います)なんだ!!」・・・「僕たちの未来はノーウォーターさぁ!」///「ノーウォーター?」///「水が無ければ生きていけないと言う事さ!」・・・「未来がないと言う事だよ。」


・・・外は激しい雨である

                 それだけ恵まれた未来があるという事だ。


 嫌がっている、文句の御託を並べるなんてもってのほかだね。


・・・外は激しい雨。・・・恵みの雨なんだ!