「7days,30年後に・・・再びパリの始めての宿泊地」⑫(2008.05.19)
夜のニューヨークを飛び立ったAA120便は大西洋を約7時間かけて横断して、翌日の19日の午前11時にフランスはシャルル・ドゴール空港に滑る様にランディング・・見事だった。少しの衝撃も感じないほどであった。
・・・31年前、リュックを背負った青年は期待と不安を心に背負い、強い衝撃と共に同じドゴール空港に降り立ったのである。
世界各国のエアラインが駐機するシャルル・ドゴール空港
初めての海外への一人旅であった19歳の若き青年(僕です。)は右も左も分らない状態での道案内は前を歩く見知らぬフランス人だった。とにかく彼と同じ行動をしようと決め、付いて行ったのだ。・・・バスに乗り、エトワール(凱旋門)の近くが終点だった。それから地下鉄に乗り換え、向かった場所が4号線の終着駅Porte d'Orleansだった。そこにホテルを取ったのだ。
地下鉄4号線はPorte d'Orleansと蚤の市で有名なPorte d’Clignancourtを結んでいる。
・・・何と言う偶然だろうか、。今回インターネットのホテルサイトで予約したホテルは口コミ評価と値段で決めてきた。住所しか確認してなかった。最寄の地下鉄駅を地図で見ると・・・Porte d'Orleansである。
シャルル・ドゴール空港とパリ市内を結ぶ高速鉄道RERのB線である。
地下鉄4号線に乗り換える。RERとメトロは幾つかの駅で相互乗り入れを行っているので大変便利である。
早速、空港から高速鉄道RERでDenfert Rochereauまで行き、そこでメトロの4号線に乗り換えてPorte d'Orleansに向かう。
見覚えがある風景・・・7年ぶりに訪れたパリの宿泊は31年前に泊まったホテルの目と鼻の先であった。何も変わってないような気がする。目の前をトラムが走り、見覚えがある建物がそのまま・・・そこに・・・
トラムはモダンに生まれ変わったようだ。
31年前と何も変わらない建物が目の前に、。デジャブを感じてしまう。
今回も翌日の夕方までの短い滞在だが、身体中にあの時と同じ様にアドレナリンが活性して動きまわるのを感じている。