「ありがとう。」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「ありがとう。」


 簡単な言葉が言えない、。出ない。、

バス車内での事、バス停に停まり、年配のご婦人が乗車して来た。生憎、車内の座席は埋まっている。男子学生がご婦人に気付き、「どうぞ、」、。「・・・」席を譲った。無言である。・・・さも当然の様な態度をしている。どうして、一言、「有り難う。」と言えないのだろうか?不思議だなぁ? 



 レストランで食事をしていると、突然の雨、今、食事を終えた若いカップルが勘定を終え、出て行くところである。店の者が、「どうぞ、お使い下さい。」とビニール傘を差し出す。「あぁー」とカップルの男性、女性は無言である。どうして、一言、「有り難う。」と言えないのだろうか?不思議だなぁ?

 高校生の子供を持つ、お母さん。毎日、早起きして部活の息子の為にお弁当を作っている。部活は土曜日も日曜日もあるから、丸々一週間、早起きしてお弁当を作っている。息子はさも当然という態度である。どうして、一言、「有り難う。」と言えないのだろうか?不思議だなぁ?

 忘れてしまったのか?「有り難う。」の言葉。感謝の言葉は嬉しいものだ。誰もがその言葉を期待しての行為をしているのではない。だからこそ、「有り難う。」の一言を言って欲しいと思う。

 昔、イタリアの田舎の街を旅行している時、バスに乗った。何処で切符を買ってよいのか分からなかったので、車内で運転手に尋ねたら、外に降りて買えと言う。それを聞いていたご婦人が僕に切符をくれた。「GRAZIE/有り難う。」・・・「NON'E importante./たいした事ありませんよ。」・・・有り難うの言葉のお返しに素敵な言葉を戴いた。