「ニューヨークストーリー~ジャズに酔う。②」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

ニューヨークストーリージャズに酔う。②」(2/14)


 飛行機は後20分程で、ニューヨークはJFK(ジョン・F・ケネディ)空港に到着するとアナウンスがあったばかりだ。先ほどまで機内ムービーで映画を楽しんでいた目にはブラインドを開けた窓から飛び込んでくる陽の光は強烈だ。見下ろすと凍て付いた街が広がっている。

          雪を被った街並みが眼下に広がっている。



 そういえばニューヨークの知り合いから来ていたメールに「寒いですよ。零下7度位ですよ。着込んで来て下さいね。」と書いてあった。早速フリースを取り出し着る事にした。風邪引いちゃ楽しめないよね。

 オンタイムに機は到着した。ボーディングブリッジを出て入国検査場、税関もスームーズに通過、荷物も直ぐにターンテーブルから流れて来た。いい感じだ。いよいよ外の空気に触れる。ターミナルビルのドアを開けると、「おやっ、思ったよりも寒くないぞ!」凄く寒いという印象を持ってたせいか、それほど・・・と言う感じだ。

 早速、タクシーでマンハッタンのホテルに向う。JFK空港からマンハッタンまではタクシー料金は一律US$45-と決まっている。イエローキャブのセダンには3人まで乗車出来る。ワゴンは5人まで可能だ。割り勘だと距離に比べると高くないと思う。何しろホテルの目の前まで行ってくれるのだから。

 早速チェックイン、部屋で1時間ほど休憩して178 7thS AVEにあるJAZZ LIVE CLUB「VILLAGE VANGUARD」にタクシーで向う。178 7th AVEに停まってくれたのだがS(サウス)と言うのを忘れていて、5分程、歩く羽目になってしまった。やっぱ寒いね。空港を出たときはテンションが上っていてあんまり感じなかったのかもしれない。ちょっとの間、歩くだけで「ブルッブルッ」だよ。腹ごしらえに隣のピザ屋でちょっと摘まむ。コークとピザ1/4で$5、まぁ、そんなもんかなぁ。・・・



 扉を開け、地下への階段を降りると受付の前には3人程、待っている。一人$10のドリンクが付いて$35。安くないけど高くない価格だね。中に入ると、もう既に満席状態である。座席はフリーだから予約をしていても空いてるとこに座るしかないのだ。それほど広くないので十分にライブ感は感じる事が出来る。本日の出演者は"ED SIMON TRIO"ピアノ、ベース、ドラムのトリオでJAZZではベーシックな編成だ。オリジナルの楽曲が中心ではあるがまさにモダンジャズである。小気味良く刻むベースの弦が響く、リズム良くシャウトするドラム、鍵盤の上を泳ぐ指からは心地良い音色が奏でられる。十二分に愉しむ事が出来た。

  


不思議だ。日付の変わらぬ14日の夕方に成田を出発、同じ日にちの夜にニューヨークの街にいる。酒と音楽に酔ってしまった身体を風に当てよう。

少しだけ歩いてみる事にする。