「夜のコーヒー」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「夜のコーヒー」


 今日(1月28日)は終日、北九州にて監査役を務めるバイオ関係の会社の役員会にて重要案件の会議だった。終了後、夕食に美味しいお寿司をご馳走になり帰路につく。 

 冷たい雨が降り続く中の高速道路での車の運転は気を使うものだ。前を走るバックライトが濡れた路面に光り、一瞬目を奪われそうになることがある。今回は秘書のK嬢も同行している為、大事があってはならないと特に用心して運転には注意をした。彼女を送り届けて、自宅マンションに帰りついた時には久々にぐったりと疲れた。「ふぅ・・・」目薬を注す。「気持ち良い!」・・・お風呂にお湯を張り、ゆっくりと身体を沈める。暫らく何も考えずに「ボッー」とする。



 コーヒーを淹れる。書斎の椅子に座り、又もや「ボッー」とする。目の前に置いたコーヒーを
ゆっくりと口に運ぶ。琥珀色の液体が僕の口の中で遊ぶ。疲れている身体には”苦味”が心地よいものだ。静かに喉に流し込む。ゆっくりと胃に降って行く。疲れを消化してくれている。・・・スピーカーからはトレイシー・チャップマンの力強い静かなメッセージが流れている。「Don’t yuo know・・・/ねぇ、わかる?」・・・

ストレートなトレイシーの革命へのメッセージも、ぼんやりと頭の中を通り過ぎていく。


 もう、寝よう。今日は久々に疲れ過ぎたみたいだ。コーヒーも僕の頭を覚醒する事は出来ないようだ。「お休みなさい。」