「聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥」
25年前に前職の旅行会社に中途入社した時、全くと言って良いほど何も知らなかった。だから分からない事は分かる人に聞いた。訊きまくった。旅行会社なので、航空会社に訊く事が多いのだが、彼らも忙しいのか?僕らが訊きまくるのが面倒になったのか? その内に教えてくれなくなってしまった。直ぐに、忙しいからと電話を切られるようになったのだ。それでは僕らは分からないままになってしまう。だから、一般のお客さんのふりをして、声色を変えてまで訊いていた。・・・知らない事をそのままにしておく事が、どれほど人の成長を遅らせ、強いては企業の発展を妨げる事になるのかはお分かりだと思う。 知らない事は物事を判断、決断する為の材料(情報)不足になるだけではなく、誤った結果をもたらす事になるのだ。
もちろん訊くのが恥ずかしくて自分で調べる方法もある。今やITの時代、WEBで調べれば解答を得ることは出来るだろう。でも、早道は知ってる人に訊く事だ。答えと共にコミュニケーションも図れるはずだ。
本日(1月22日)は四国の高松で講演だった。ある大手企業の職員の方達に対してである。主催者側のニーズに対して見当違いにならないように、事前に資料を読み、情報をWEBで調べインプットしていく事は忘れなかった。満足して戴けただろうか?・・・気になるところである。
一つだけ残念だったのは。讃岐うどんの本場である。講演前に時間はあるのに、評判のお店を訊く事も、調べる事もしなかった。
中央通りから大きなアーケードに入ったところにあった店
名物”温玉ぶっかけ”(小)290円
・・・が、偶然に入った店の温玉ぶっかけうどんは旨かった。値段も290円と格安だった。思わぬバリュー効果に懐も温かくなった。・・・
講演終了後、実家からの留守電が入っていた。掛け直すと母が「入院していた父が今日、無事に退院出来たよ。」との吉報。少し心も温かくなった。・・・外は雨、冬空の中、電車、新幹線と乗り継いで博多に戻る帰路はゆっくりと休めそうだ。