何て!贅沢な!!境内で食す | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「何て!贅沢な!!境内で食す」

 
九州の最北端を知っているだろうか? 本州と九州をつなぐ関門大橋の真下にある「めかり神社」がその場所である。 今から1800年前の西暦200年の創建で平家一門が壇ノ浦の合戦前夜に最後の酒宴を開いたと言われている。また、年に一回、旧暦の大晦日深夜から翌日元旦にかけての干潮時には、海に入りワカメを刈り取って神前にお供えして航海の安全、豊漁を祈願する神事が行われる。 その境内に何と料亭があるのだ。聞くところによると先代が境内の茶店を営んでいるときに神主様に許しを得て店を開いたとの事である。 その名を「枕潮閣/ちんちょうかく 」という。まさに関門海峡の潮流を枕にして建造されているのである。 
 そこで、僕達はコンサル先のクライアントのK社のT社長にご招待を受けたのだ。弊社は只松取締役、K社からはT社長、O専務、T取締役の計5名である。 案内されたのは一番奥の角部屋である。 対岸の下関を見渡せる日本海側の窓と「めかり神社」に面した窓からは瀬戸内海に往来する船が見渡せるのである。

 絶好のビューポイントのまさに旅行会社風に表現するのであれば、オーシャンビューコーナーデラックスルームとでもいうべきかなぁ?  
 ここの料理は全て天然です。言葉の説明より料理ライブラリーで堪能して下さい。


生うにのレモン酢、一片が大きく甘味が円やかで、磯の香りがレモン酢によって程よく中和され口の中でまったりと遊んでくれました。胃の中に消化するのが惜しい気が・・・極上の一品です。飾らずされど記憶が舌に残ります。


天然ヒラメの薄造りです。 海峡で釣り上げられた一匹は3日ほど、料亭の軒下の天然生簀でストレスを発散、一番旨みがのったものをさばかれ運ばれてきました。
シコシコと噛めば甘みが口の中を転がります。


伊勢えびの具足煮
、イセエビを炭火で焼いてそれを甘たれでお煮つけにしたものです。 この肉のプリプリ感が堪りません。 獲れたて直送だけあって身離れが良く、しっかりと噛んで味を堪能する事が出来ました。

天然鮑と海藻の甘酢和えです。 しっかりと歯で食むことが宿命のように調理されたのですね。 納得です。 煮る事も焼く事も必要ありません。 生のまま刺身にして適度に甘酢と合える事により、味の頂点への階段を上り詰めたのですね。シンプル イズ ベストとはまさにこの事です。


 60mの高さを料亭から見上げます。ライトアップされた関門大橋は次はいつ来るのと見送ってくれました。

 いつも大変お世話になっているK社のT社長、O専務、T取締役、本当に有難う御座います。

美味しいものを愉快に食すと更にエネルギーが増しますね。「御社のミッションを達成する為にご尽力いたします。」・・・僕は本当に食いしん坊ですね。
 本当に場所にお金を払うとはこの事を言うのですね。もちろん料理も絶品でした。


*この料亭「枕潮閣」は映画「釣りバカ日誌」の舞台にもなりましたよ。