「お父さん」
毎週日曜日はRKBラジオで17時40分から20時まで「こだわりハーフタイム」 のパーソナリティーを務めている。打合せの17時までには福岡、百地浜にあるRKBラジオAスタジオに行かなければならない。
昨日は午前中の用事を済ませると14時頃からマンションを出る16時半まで久しぶりにゆっくりする事が出来た。ソファーの前にあるサイドテーブルにたっぷりと紅茶を注いだ大き目のマグカップを置く。 マイジカンをゆっくりと紅茶を飲みながらDVDを見て過ごした。
映画は「オーロラの彼方へ」、全く知らない作品だったが、ラストシーンでは思わぬ展開に驚愕し、また、父と息子の結びつきの「愛」に感動し涙を流した。 もちろん、全篇通してのストーリーを見た上だが、 隠れた秀作だと思う。
内容はニューヨークの街に出るオーロラが生んだ時空の歪みによって、1969年と1999年が無線を通じて結ばれた。無線の前に座っているのは決して会うことのなかった死んだ父と成長した息子。
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[ www.gaga.ne.jp との他の一致
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詳しい内容は見ていただけると分かると思う。 僕はこの映画を見て「親父」の事を思った。 親父は今年81歳である。昨年は持病の心臓病に倒れ集中治療室に運び込まれた。心臓は何とか食い止めたものの更に他の臓器に病巣を発見、手術により無事に取り除くことが出来た。
入院中に親父の病室に見舞いに行く。 やせ細り弱った姿を見るたびに切に元気になって欲しいと願った。 本当に親父にはもっと長生きして欲しいと思った。
僕は迷惑ばかりかけて何もしてあげてない。このまま逝って欲しくないと本当に思った。願いが通じたのか、今は奇跡的に回復し元気に自宅で過ごしている。
子供の頃、親父は厳しかった。仕官学校卒の少尉上がりの戦争従事者である。バリバリの海軍士官であった。 終結後、日本に引き上げ、大学に入り直し、電力会社に務める。 サラリーマンと言えども元は仕官、躾は厳しく、いつも叱られていた気がする。 あまり遊んでもらった記憶もない。 同じアパートの幼馴染の父親の方に可愛がって貰って、僕もおじさんの事が大好きだった。
いつも怒っている顔、そんな親父から早く逃げたかった。高校を卒業と同時に上京、専門学校に入る。 その後海外へ、、、とにかく自立して早く独立したかったのだ。
あれから30年、僕は親父の歳と重なる。ようやく気持ちの共有が出来た気がする。息子たちへの思い。僕も同じように二人の息子を持つ父となる。 「有難うお父さん。これからもずっと長生きをしてください。不肖の息子からのお願いです。」・・・そんな気持ちになることを誘ってくれた映画だった。
日曜日の夜、僕の番組のキーワードは「お父さん」・・・リスナーからの沢山のメッセージを頂いた。
澄みわたる秋の夜空にオーロラは流石に出てはいないが、子供たちとお父さんの「愛」に包まれた気がした。
こんな秋もいいものだ。