皆さんは、今回の地震が起こったとき、何処にいらっしゃいましたか?


私は丁度、新宿方面に出かけており、予定より早く帰宅したところで被災しました。


幸いにして事務所の中も殆ど混乱もなく、無事にすみました。


唯一困ったのは「エレベーター」が止まってしまい、その日は事務所に入ることも、出る事もできなくなって


しまったことでした。(幸いにも私は乗っていませんでした)


その後続いた被災の報道の映像や、様々な方からの情報を見ながら、「もし○○な方が被災したら?」といった


事例を考えていました。


今、まさに罹災されている方が、どう生きていくかという観点で様々な報道が為されていますが、まさに今こそ


「どう復興すべきか」というビジョンをしっかり持つべきだと思います。


「とりあえず」ではなく、今回の被災地が「他の日本の見本に」なるようにするチャンスだと思います。


「高齢者大国」日本をまさに「ユニバーサルな、だれもが暮らしやすい」に変えて行くチャンス!


そのような思いで、私も知恵をしぼって行こうと考えています。





先週、佐賀県の「嬉野温泉 」に旅館等の「ユニバーサルデザイン化」の進展度を視察に行ってきました。


佐賀県では、数年前から「ユニバーサルデザイン 」を推進しています。


昨年末には「UD全国大会 」も開かれました。


今回は、そうした取り組みがモデル地区としての「嬉野温泉」にどこまで根付いているかを見て欲しいとの依頼で


した。


結論としては、市民にはUDは理解が進んでおらず、まだまだこれからだなあ、といった感じでした。


車いすの方でも利用出来る部屋がある旅館は沢山あるのですが、地元の皆さんの理解は、あくまで「UD=車い


す利用者」という理解でした。


高齢者、目の不自由な方、耳の不自由な方といった方々に対する視点も、見つけることは難しかったのです。


もっともっと視野の広い取り組みでなければ、ビジネス的にもメリットが無い→興味がない→行政だけの取り組


み→失敗・・・


という、他県の取り組みでも見てきた様な流れになってしまいます。


折角魅力的な「美肌の湯」があり、素敵な「おもてなし」のある旅館もあるので、これらにさらに「ユニバーサルデ


ザイン」の観点からサービスに磨きを加えれば、顧客が増えるのにな・・・と思いました。


ただ、このままこの「UD」の考えかたを理解できず、そもそものまちの魅力を増し、発信していかなければ、と思いまし


た。


もっと、来たくなるまちになる為に、今、何をすべきか。


このあたりを、今一度考えてみては?


形だけでない「中身の有るモノ」を目指しましょうよ!





久しぶりのブログです。


この間、一週間おきの海外ツアーが続き、最後の「北欧デザイン体験ツアー」から帰国したとたんに


この大地震・災害です。


今まさに被災され、寒い空の下で震えていらっしゃる方々のことを思うと、心が痛まずには居られません。


どうか一刻も早く復興が進むことを願っております。


今私に出来ることは何か。また、何をすべきか・・・


震災が起こってからずっと胸に語りかけて来ました。


私は体を使って支援をすることはできません。


かといって、金銭、物資を集める力もそれほどあるわけではない。


この1000年に一度とも言われる災害から「日本」を立ち直らせることは出来るのだろうか。


なんとしても立ち直らせねば、未来は無い!


そこで、つらつらと考えていたプランの数々。


私の専門である「UDコンサル」としてのアイデアを役立てたいと思うのです。


今日からこれらを一つ一つ実現していくことで、私も日本の復興の一翼を担うことができたら、と考えておりま


す。